2016 Fiscal Year Research-status Report
高血糖による吸入麻酔薬の心保護効果減弱とグルコース輸送体の関連
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16K10941
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
田中 克哉 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 教授 (30263841)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 保夫 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 准教授 (90523499)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 吸入麻酔薬 / 心筋保護効果 / イソフルラン |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで、我々は心筋梗塞サイズを測定することで心筋保護の評価を行ってきたが、今回の研究からは従来の心筋梗塞サイズの測定に加えて、トロポニンIの測定も行い、より多面的に心筋保護の評価を行うことにした。そのため、トロポニンI測定の方法を確立し、実験に必要な機器や物品を補充したり、購入を行った。 今回、ウサギの心筋虚血再灌流モデルでの実験を行ってもらう大学院生はこの実験が初めてであったため手技をマスターするために時間がかかってしまった。この理由は、人工呼吸器に不具合が出て修理する必要があったことや実験の最後に注入するメチレンブルーがうまくカテーテルから注入できず、それを修正するために試行錯誤を繰り返したためである。 しかし、現在までに手技上の問題点は修正されて、ウサギの心筋虚血再灌流モデルを用いて、コントロール群およびイソフルラン群の心筋梗塞サイズを測定する実験を行っている段階である。現在のところ統計処理を行うほどの個体数は得られていない。現在、若干予定よりも進捗が遅れているが、その遅れを取り戻すべく実験のスピードを上げているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
人工呼吸器に不具合があり修理等を行ったことと、今回初めてウサギの実験を行う大学院生に手技を覚えてもらうのに時間がかかったことで、やや遅れています。
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Strategy for Future Research Activity |
現在はウサギの実験は順調に行われており、遅れを取り戻すべく実験のスピードを上げている。
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Causes of Carryover |
研究概要にも記載したが、動物実験が少し遅れているため動物の費用等が消化しきれなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
これからウサギを用いた動物実験が本格化する。動物の費用、試薬の費用が今後大きく増加して予定通りの資金が必要となる。遅れを取り戻すべく実験のスピードを上げている。
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Research Products
(3 results)