2017 Fiscal Year Research-status Report
肝不全に対するファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬及びスタチンの肝保護作用の検討
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16K10963
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白水 和宏 九州大学, 大学病院, 助教 (30568960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 賢太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (10419567)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ファルネシル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
(ア)FTIsが急性肝不全を抑制するという仮説を検証 評価項目:肝臓でのアポトーシスの評価、肝障害の評価 以前、GalN/LPSモデルマウスに対して前投与のFTIs(Tipifarnib)がマウスの生存率を改善することが示したが、GalN/LPS投与後にFTIs及びstatinを投与することでも急性肝不全を抑制することができるか確認した。機序としてファルネシル化を抑制することによりアポトーシスが抑制され、肝障害が軽減することにより生存率が改善する可能性がある。しかしながら、FTIs及の用量-反応性まで確認する事はできなかった。肝細胞に対するFTIsの効果(炎症反応の軽減)を確認した。しかしながら、GalN/LPS投与に伴うファルネシル化蛋白の増減とFTIs及びstatinがそれに与える影響を検証までは観察できていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
共同研究者を含め、研究時間の減少によるものが大きい。 連続して実験ができなかった分、再現性にとぼしい結果となった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究時間を増やし、連続して実験できる環境を整え、再現性あるデータ取得に努力する。
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Causes of Carryover |
予想よりも実験した日数が減少したためで、今年度は実験できる環境を整える。
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