2016 Fiscal Year Research-status Report
前方視的に子宮の着床能を評価システムの構築-至適測定時期の検討-
Project/Area Number |
16K11087
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中村 仁美 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80467571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香山 晋輔 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30528005)
木村 正 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90240845)
熊澤 惠一 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90444546)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 生殖医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在の不妊治療において、着床不全に対する診断・治療をする事が求められている。前方視的に子宮の着床能を評価する事ができれば、不妊治療の治療効率を向上させる事ができる。これまで子宮の着床能を前方視的に評価する事ができる効果的なパラメータがなかった。我々は先行研究において、ヒトにおいても電気生理学的パラメータXおよびYにより前方視的に子宮の着床能を評価できる事を確認した。そこで、当該研究においてはこれらパラメータにより前方視的に子宮の着床能を評価するための至適測定時期を決定する事を目的として、月経周期の中においてこれらパラメータXおよびYがどのような変化をするのか検討を行う。本年度はヒト子宮腔内における電気生理学的パラメータXおよびYを測定する事ができるプローブの作製を行った。当初の作製工程で完成したプローブの安定性試験をしている過程で、時間の経過ともに電極が不安定になる事を発見した。そのため、安定化を図るために、プローブの再設計を施行し、電極の安定性を確認した。前臨床試験の結果を待って、臨床研究について倫理委員会へ申請する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プローブの製作過程における問題点が発見されたため、この改善のためにプローブの再設計が必要であった。臨床研究を開始する前に、プローブの安定化を図るために、プローブの性能と安定性を評価できるようなシステムを構築した。今回の問題点は想定外の問題点であったが、解決する事ができ、実際に臨床研究を開始する前に早期に発見する事ができたために大きな損失をもたらす事はなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、臨床研究計画書、説明書、同意書、同意撤回書を作成し、本学および他院の自主臨床研究に関わる倫理委員会に申請し、承認を得た上で臨床研究を施行する予定である。臨床研究に施行に関しては臨床研究責任保険に加入する予定である。 作製したプローブについて、長期間保管による影響がないか引き続き観察していく方針である。
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Research Products
(33 results)
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[Journal Article] Novel nonsense mutation in the NLRP7 gene associated with recurrent hydatidiform mole2016
Author(s)
Ito Y, Maehara K, Kaneki E, Matsuoka K, Sugahara N, Miyata T, Kamura H, Yamaguchi Y, Kono A., Nakabayashi K, Migita O, Higashimoto K, Soejima H, Okamoto A, Nakamura H, Kimura T, Wake N, Taniguchi T, Hata K.
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Journal Title
Gynecol Obstet Invest
Volume: 81
Pages: 353-358
DOI
Peer Reviewed
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