2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an early diagnosis of Alzheimer's disease based on olfactory impairment using a novel imaging evaluation method
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16K11219
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| Research Institution | Kanazawa Medical University |
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Principal Investigator |
三輪 高喜 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20229909)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 康弘 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80242519)
志賀 英明 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (80436823)
張田 雅之 金沢医科大学, 医学部, 助教 (40769105)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 嗅覚低下 / アルツハイマー病 / 軽度認知障害 / フレイル / サルコペニア / Open Essence |
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| Outline of Annual Research Achievements |
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は、発症前の前駆症状として嗅覚障害が出現することが知られている。しかし、嗅覚障害はアルツハイマー病のみならず献上な高齢者でも起こり得る感覚低下であり、両者の鑑別が求められている。前年度までの研究において健常高齢者、軽度認知障害患者、アルツハイマー病患者を対象として、嗅覚検査（Open Essence）、MRI（VSRADによる海馬、嗅内野萎縮度の計測、嗅球ならびに前頭葉体積の計測）認知機能検査（MMSE）、食品摂取頻度、生活機能測定などを行い、疾患による影響ならびに健常高齢者との相違について検討してきた。その結果、MCI、アルツハイマー病と進行するにつれて、嗅覚機能、認知機能、嗅球体積、前頭葉体積が減少することが判明した。また、それらの機能低下は、手段的動作能、生活機能、問題行動、介護負担と強い相関を認めた。さらに嗅覚同定能と認知機能は、タンパク質摂取量、発酵食品摂取度、歩行速度とも相関し、フレイル、サルコペニアとも関連を有することが明らかとなった。Open Essenceの12種のにおいのうち、カレーとメントールが健常者とアルツハイマー病患者とを識別するのに有用であり、カレー、メントールに加え墨汁、みかんの4種によりフレイルの識別に、材木、ヒノキ、焦げたニンニクの3種のにおいがサルコペニアの識別に有用であることが判明した。これらのにおいを用いた嗅覚検診を高齢者に行うことにより、認知症のみならずフレイル、サルコペニアの早期発見にも用いることができる可能性が示唆された。
今年度はそれらをまとめて図書を刊行した。
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[Journal Article] Olfactory and taste dysfunctions caused by COVID-19: a nationwide study.2023
Author(s)
Miwa T, Mori E, Sekine R, Kimura Y, Kobayashi M, Shiga H, Tsuzuki K, Suzuki M, Kondo K, Suzaki I, Inokuchi G, Aiba T, Chujo K, Yagi-Nakanishi S, Tsukatani T, Nakanishi H, Nishijo M, Iinuma Y, Yokoyama A.
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Journal Title
Rhinology
Volume: 61
Pages: 552-560
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Position paper on olfactory dysfunction: 2023.2023
Author(s)
Whitcroft KL, Miwa T, Altundag A, Balungwe P, Boscolo-Rizzo P, Douglas R, Enecilla MLB, Fjaeldstad AW, Fornazieri MA, Frasnelli J, Gane S, Gudziol H, Gupta N, Haehner A, Hernandez AK, Holbrook EH, Hopkins C, Hsieh JW, Huart C, Husain S, 他22名
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Journal Title
Rhinology
Volume: 61
Pages: 1-108
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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