2018 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of pd-1/pd-l1 pathway in 4NQO induced rat tongue cancer model
Project/Area Number |
16K11681
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
米本 和弘 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (80422731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 敏之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226172)
牧田 浩樹 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50345790) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 口腔ガン / 4NQO舌癌ラットモデル / PD-1/PD-L1経路 |
Outline of Annual Research Achievements |
分子生物学の発展により「がん免疫逃避機構」の存在が明らかとなり、その機構の一つであるPD-1/PD-L1経路が注目されている。2014年9月に悪性黒色腫に対する新しいがんの治療薬である抗PD-1抗体nivolumabが国内で発売開始となり、その後口腔ガンにも適応拡大され治療効果が期待されるところであるが、口腔発がんにおけるPD-1/PD-L1経路の詳細については依然不明なところも多い。そこで、本研究では、口腔癌動物モデルとして頻用されている4-ニトロキノリン1-オキサイド(4NQO)誘発ラット舌発癌モデルにおける、PD-L1の発現について解析し、口腔発癌モデルとしての有用性を検証することを目的とした。 実験方法は、4-ニトロキノリン1-オキサイド(4NQO)誘発ラット舌発癌モデルを作成し、発癌したラット舌の切除検体を用いて、werstern blotting法にてPD-L1の発現量を定量化した。 その結果、コントロール群ではPD-L1の発現は一切認めらず、一方で、舌癌群11例中3例において有意なPD-L1の発現が認められた。
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