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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Basic research of new treatment strategy using the characteristic of cancer stem cells in oral cancer

Research Project

Project/Area Number 16K11733
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

渡辺 正人  東京医科大学, 医学部, 臨床講師 (40349460)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 通秀  東京医科大学, 医学部, 助教 (00421066)
古賀 陽子  東京医科大学, 医学部, 准教授 (10392408)
里見 貴史  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (70276921)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords口腔扁平上皮癌 / がん幹細胞
Outline of Annual Research Achievements

28年度から30年度にわたり、以下の項目について研究を進めて来た。
腫瘍組織内からがん幹細胞を単離とがん幹細胞に対し薬剤感受性の検討。切除された口腔扁平上皮癌の実質組織より抽出された細胞をコラゲナーゼ処理し培養して来た。継代培養には安定性を欠いており、十分な量のALDH+/CD44+陽性細胞の確保は困難であった。その為、がん幹細胞に対する薬剤感受性の検討では、その感受性試験まで至らなかった。
がん幹細胞マーカーの腫瘍組織内の発現の検討。腫瘍組織内の頭頸部がんに特異的な幹細胞マーカーの発現では免疫組織化学的染色法を用いて4種類(BMI-1、ABCG2、HGF R、Lgr5/GPR49)のマーカーの発現様式を検討して来た。それらの発現様式からがん幹細胞を組織切片上で特定することを試みた。特に腫瘍先進部を対象に評価し、同時に病理組織学的悪性度との関連性も検討した。4種とも発現強度に差はあるものの、個々に特有な発現様式を認め組織学的悪性度とも一定の関連性を見出した。最終年度に続くがん幹細胞に存在するFbxw7の解明に先駆け、腫瘍組織内のFbxw7の発現を免疫組織化学的染色法を用いて検討した。その結果、口腔扁平上皮癌においても発現を認めた。しかしながら、悪性度の高い症例では発現は認められなかった。
がん幹細胞に存在するFbxw7の解明。上記に示す方法で特定された組織上のがん幹細胞発現部位よりF bxw7の検出を試みた。レーザーマイクロダイセクションを利用しDNA抽出後、パラフィン包埋切片をトルイジンブルーで染色し 、レーザーマイクロダイセクションを使用してがん幹細胞発現部位を分離しサンプリングした。回収されたサンプルからDNA抽出キットを用いてDNAを抽出した。その後、PCRにて増幅したが、Fbwx7に特異的なバンドは認められなかった。

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Published: 2019-12-27  

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