2018 Fiscal Year Annual Research Report
The effects of pain pathway induced by vital reaction from the stress
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16K11771
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| Research Institution | Matsumoto Dental University |
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Principal Investigator |
富田 美穂子 松本歯科大学, 歯学部附属病院, 教授 (00366329)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 知新 岐阜大学, 医学部, 准教授 (30345780)
川上 敏行 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授 (80104892)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 疼痛閾値 / 音楽 / 自律神経 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
女性25名（年齢43.0±15.9）を対象に，無音（無条件時）と4種類の音（クラシック・POPミュージック・超音波スケーラー音・目覚まし時計ベル音）を聞かせた時（条件時）の自律神経活動をBonaly Light（心拍変動周波数解析装置）を使用して調べた．自律神経活動は高周波成分（HF:High Frequency）と低周波成分（LF:Low Frequency）から副交感神経活動の指標であるHFと相対的に交感神経の活動を示すLF/HFを評価に用いた。また，同様の環境下で内腕と下顎歯肉の疼痛閾値を知覚・痛覚定量分析装置（Pain Vision PS-2100N）で測定した．そして条件とした4種類の音が快か不快かをVisual Analog Scale（VAS）値で示してもらった．
VAS値の評価より，クラシックとPOPミュージックは快音であり，スケーラー音とベル音は不快音であった． HFはクラシック，POPミュージック，スケーラー音を聞いている時に有意に上昇し，ベル音では有意に減弱した．LF/HFはクラシックとスケーラー音で有意に減弱した．これらの結果から自律神経活動は，音に対する快，不快の感覚とは関係がなく，個人差が強く現れると考えられた。
疼痛閾値は，歯肉と内腕においてPOPミュージックを聞いている時に有意に上昇した．これは，POPミュージックを聞いているときの快度のVAS値が1番高いことから，疼痛閾値は情動の変化に強く関与していることが示唆された．
また，クラシックを聞いているときのHFの変化と歯肉と内腕の疼痛閾値の変化に正の相関が認められ，LF/HFの変化と歯肉の疼痛閾値が負の相関が認められた．クラシックを聞いている時に副交感神経が有意になる場合と交感神経活動が減弱する時は，各部位の疼痛閾値は上昇した．これらの結果より，クラシックによる自律神経の影響は，疼痛閾値に変化をもたらすことが示唆された．
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Research Products
(11 results)
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[Presentation] Current knowledge on the connections between neuropsychiatric and dental disorders: perspectives, possible relevance of oxidative stress, pain, music or irritable bowel syndrome and possible approaches.2018
Author(s)
A Ciobica, M Padurariu, A Iulia, R Chirita, D Riga, R Sorin, C Stefanescu, M Tomida
Organizer
18th WPA world congress of psychiatry
Int'l Joint Research
