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2018 Fiscal Year Research-status Report

縦断研究による高齢者の唾液流量に関する回帰モデルの作成

Research Project

Project/Area Number 16K11884
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

濃野 要  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80422608)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金子 昇  新潟大学, 医歯学系, 助教 (00397126)
伊藤 加代子  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80401735)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywords唾液 / 高齢者 / 口腔乾燥
Outline of Annual Research Achievements

【目的】高齢者において唾液量の減少はう蝕(むし歯)や歯周病といった歯科疾患のリスクを向上させる。本調査では地域在住高齢者を対象として唾液量減少の原因とその寄与の大きさをコホート研究にて検討することを目的としている。
【対象と方法】本年度はベースライン(2008年)の対象者のうち、生存の確認されているものに調査参加依頼を行い、同意を得た88名を対象とした。ベースライン調査および本年度ともに、測定項目は唾液採取(刺激時唾液(SSF):ガム咀嚼法3分、安静時唾液(NSF):ワッテ法30秒)、血液検査、質問紙(生活習慣等)である。唾液低下の基準値はSSFで3.0ml/3min、NSFで0.14g/30sとした。また、ベースライン時の唾液量に対する本年度の唾液量の割合(%)を算出して評価対象とした。
【結果および考察】本年度の対象者における唾液量の平均値はSSF(3分値)で4.19±2.43、NSFで0.11±0.15であった。基準値より低下していたものはSSFで29.5%、NSFで68.1%であった。ベースライン時の対象者全体ではSSFで28.7%、73.1%であり、明らかな変化は認められなかった。2008年からの10年間に唾液減少が10%以上あったものを低下とした場合、SSFにおいてベースライン時に血清クレアチニン値が高かったものは低下者の割合が48.6%であったのに対し、低かったものの低下者の割合は81.8%で有意(カイ二乗検定、p<0.05)に差があった。一方で、性別やその他の血液生化学値、生活習慣とは関連が認められなかった。なお、NSFについては明らかな関連がある項目は認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は対象者に対し、1年に1回の測定を行うこととしている。
前調査、本調査、フォローアップ調査を行うこととしていたが、本調査が1年予定より遅れたため、研究結果報告やフォローアップ調査の時期が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

来年度はフォローアップ調査を行い、結果の総括、発表を行う。
調査の準備はすでに終了しているため、確実な実施が行える。

Causes of Carryover

フォローアップ調査の実施を2019年度に行うこととしたため、次年度使用予算が必要となった。予算は調査および研究成果の解析、発表に用いる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 地域在住高齢者における唾液量と血中コレステロールの関連2018

    • Author(s)
      溝口奈菜 、濃野 要、金子 昇、小川祐司、葭原明弘
    • Organizer
      甲信越北陸口腔保健研究会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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