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2016 Fiscal Year Research-status Report

手の温熱効果がもたらす覚醒と睡眠効果の検証

Research Project

Project/Area Number 16K11923
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

岩根 直美  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (90554527)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水田 真由美  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (00300377)
鹿村 眞理子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10143207)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords温熱効果 / 睡眠と覚醒 / 手 / 高齢者 / 脳波 / 眠気
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、65歳以上の女性高齢者を対象に、加温開始時の末梢体温の違いにより、手の加温後の温熱効果に違いが生じるかを脳波による生体反応と眠気などの主観的反応について尺度を用いて分析することである。
平成28年度は実験開始に向けた準備年とした。研究開始にあたり、実験環境の調整と生体測定に必要な機器の購入し、確実かつ安定した測定ができるように使用方法の確認を行った。新しい機器の購入にあたり、専門家の意見を聴取する等、協力体制の強化を行った。実験準備の目途がついた当年6月には、大学の倫理審査の申請書の作成とプレゼンテーションを行い、7月には倫理審査会による研究実施が受理された。
研究対象者は高齢者であるため、皮膚が敏感であり、測定用具や加温道具の接触面への配慮を十分行うことが重要である。そのため、脳波を測定する機器の装着や具体的な実験方法や進め方について綿密な計画を立てる必要があった。そこで、プレテストは健康な成人女性を対象に、10月以降から繰り返し実施した。生体データの測定については、1名の実験実施につき3名の実験人員が必要であることがわかった。この研究には研究人員を6名としていたが、同時間に複数者の測定を行うには少ない。プレテストでは、適正な人員配置と役割分担を明確にすることで、測定される被験者の負担が少なくなった。本実験の実施に向け、研究実施者とその補助者の人数確保の安定に向けた人員の確保を、現在も進めている。人員確保の日時を確定し、研究実施時間の調整表を作成していく予定である。さらに、研究参加者である高齢者の確保に向け、広報活動も同時に進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成28年度は本実験するための倫理委員会の承認、実験環境の整備、実験手順書の作成とプレテストと本実験に向けた基盤づくりを予定としていた。概ね、現在進行形で進められている。

Strategy for Future Research Activity

今年度、生体測定の機器の選定を行い、プレテストに必要な最小数を確保したが、早々に機器を購入すると機種が古くなるため、本実験に必要な台数の購入をしていない。次年度は本実験に必要な機器台数を購入していく。さらに、研究実施者の確保と研究参加者である高齢者の確保の確定をする。

Causes of Carryover

生体測定の機器の選定を行い、プレテストに必要な最小数を購入したため、予定額を使用しなかった。それは本実験が次年度となる見通しができたためである。
その理由に、早々に生体測定機器を購入するとモデルが古くなり、活用できる幅がせまい機種となる。使用する前に購入することで、最新機器を使用できるため、次年度に使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

本実験は11月以降のため、それまでに生体測定機器を購入する。同時に測定物品に付随する消耗品やデータ解析に向けたパソコンやソフト等の購入も行う。さらに、11月には実験環境費、人件費や謝礼など本実験に必要な経費を使用する予定である。

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Published: 2018-01-16  

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