2018 Fiscal Year Research-status Report
看護教育における主体的な学習を支援する電子ワークブック教材の開発と実践
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16K11977
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Research Institution | Ichinomiya Kenshin College |
Principal Investigator |
石井 成郎 一宮研伸大学, 看護学部, 准教授 (80399237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 摩理 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (20745583)
伊東 裕康 一宮研伸大学, 看護学部, 助教 (10516967)
佐久間 佐織 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (40399241)
田島 真智子 朝日大学, 保健医療学部, 助教 (60720571)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 看護教育 / 主体的な学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は,まず研究の第1フェーズとして継続的に実施している,看護学生が講義・演習・実習において「主体的な学習」が困難な理由を明らかにすることを目的として,「卒業後3年目までの看護師の学習に対する意識の変化とその要因」について検討を行った. 具体的には,看護短期大学,看護専門学校を卒業して3年以内の看護師7名を対象に実施したインタビュー結果について,逐語録から「学習に関する気持ちや行動」「学習に影響した要因」を抽出しコード化し,類似性に沿ってカテゴリー化を行った.その結果,臨床で必要となる学習に対する意識の変化として,【主体的な学習習慣の獲得】,【学生時代とは異なる学習の必要性の認識】,【臨床で有用な学習スタイルの獲得】の3カテゴリーが確認された.また,学習意欲を高める要因として,【先輩から受ける影響】,【自己の糧になる他者からの評価】,【専門職としての意識】,【知識を得て行う看護の楽しさ】,【自己の判断が患者に影響する状況から感じる学習の必要性】の5カテゴリーが確認された.一方,意欲を減退させる臨床の困難さとして,【追われる業務への対処】,【未熟な自己の状態】の2カテゴリーが確認された.なお,以上の結果については日本看護科学学会学術集会にて発表を行った. 次に研究の第2フェーズである,「主体的な学習」を支援するためのワークブック形式の教材コンテンツの開発については,これまでに研究の第1フェーズとして実施してきた実態調査の結果に基づき,まず「臨床場面に近い状況が体験できる」教材として,電子聴診器を利用しながらインタラクティブな学習が可能な電子ワークブックの開発に着手した.また,「学習項目間の関連性が理解できる」教材として,看護師国家試験問題データを活用した学習支援教材の開発についてもあわせて検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成30年度は,研究の第1フェーズの成果について国際会議での発表及び論文投稿を行う予定であったが,原稿作成のための時間の不足により次年度に延期したため.
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Strategy for Future Research Activity |
すでに取り組んでいる,「主体的な学習」を支援するためのワークブック形式の教材コンテンツを完成させる.また,それと並行して,開発した教材コンテンツを用いて効果的な学習を行うための電子ワークブック運用システムを開発する.そして看護学生を対象に,開発したシステムを用いた評価実験を行い,システムおよび教材の有用性に関する評価を行う.
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Causes of Carryover |
(理由) 平成30年度は,研究成果の国際会議での発表と,電子ワークブック運用システムの開発機材購入のための予算を計上していたが,それぞれ計画を延期したため. (使用計画) 上記の予算については,平成31年度に研究成果の国際会議での発表と,電子ワークブック運用システムの開発機材購入に使用する予定である.
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Research Products
(1 results)