2019 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness of mobile version of computerized decision support application for isolation precaution against healthcare-associated infections and infection prevention practices
Project/Area Number |
16K12005
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
川上 和美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90638769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
操 華子 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40209739)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 隔離予防策決定支援アプリケーション / 医療関連感染予防 / 感染管理看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、モバイル版隔離予防策決定支援アプリケーション(以下、アプリケーション)を開発し、感染管理実践および医療関連感染防止へのアプリケーションの有効性を検証することを目的としており、1群前後比較デザインの準実験研究を行っている。 2012年に開発したPC版アプリケーションをもとに、モバイル版アプリケーションを開発した。経験年数が5年未満の12施設の感染管理看護師より研究協力が得られ、2018年5月より2019年6月まで介入前のベースラインデータ収集を行った。2019年7月より対象施設の感染管理看護師の感染管理実践においてタブレット端末でアプリケーションを使用してもらい、実験期間のデータ収集を進めた。アプリケーションを使用した研究対象者からは、アプリケーションの利点として、隔離予防策が必要な時にどのような対策が必要かを確認でき使いやすいといった意見が聞かれ、臨床現場や経験年数が少ない感染管理看護師の実践を支援する点で活用可能性が確認された。一方、アプリケーションの改善点として、微生物に関するコンテンツの追加、さらに、2019年末に発生した新型コロナウイルス感染症対策を確認できるとよいという要望・意見が聞かれた。今回、個人防護具着脱をはじめとする感染防止技術の教育動画を作成したため、アプリケーションから動画を閲覧できるようにし、医療従事者への感染対策教育へ活用できるよう改善を進める。 今後の展望として、研究対象者の意見をもとにアプリケーションの改善を進め、多施設で使用できる体制を整えていく予定である。
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