2019 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of a Family Support Care Model for cancer patients with young children
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16K12063
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
矢田 昭子 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (70335553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 和子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (30710123)
森山 美香 島根県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (50581378)
吉野 拓未 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (50711917)
玉田 明子 島根大学, 医学部, 助教 (80362929) [Withdrawn]
石川 弓佳 島根大学, 医学部, 助教 (80782424) [Withdrawn]
佐藤 美紀子 島根県立大学, 看護栄養学部, 講師 (20457188)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | がん患者 / 子育て世代 / 子ども / ケアモデル / 評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24~26年度科学研究費補助金(基盤C(一般))「子育て世代のがん患者と子どもを含めた家族支援のケアモデルの構築」の研究では、女性がん患者と男性配偶者に半構成的面接調査を実施した結果、女性がん患者は子どもへの説明や外来化学療法に伴う体調不 良、配偶者は子どもへの説明や料理等の子育ての困難があった。看護師へのアンケート調査ではターミナル期から看取りにおいて患者 および子ども、配偶者への支援を困難に感じていた。その結果をふまえて、がん発症時から闘病中、終末期から死別後までの経過に応 じ、子育て世代のがん患者と子どもを含めた家族に対して、多職種の専門家が有機的に連携・協働しながら実践できるケアモデルを構築した。しかし、子どもを対象にした調査は見当たらない。そこで、小学生高学年以上の子どもを対象に困難なこととその対処や支援 ニーズを明らかにし、「子育て世代のがん患者と子どもを含めた家族支援のケアモデルを構築」で検討したケアモデルを修正し、許可 が得られた対象者にケアモデルを支援プログラムにそって看護介入し、評価を行い、ケアモデルの確立を図ることを目的とした。今年度は、許可が得られた子育て世代のがん患者と子どもを含めた家族を対象にケアモデルを支援プログラムにそって看護介入し、評価を行った。その結果、在宅療養中の終末期の子育て世代のがん患者は、子どもに病状を伝えることに苦悩していた。子どももがんの親の病状の悪化について心配しながら学校生活や家庭生活を送っていた。支援者は残された日々の中で、親が病状説明しやすいような情報提供や、親子で買い物ができるなどの親役割の遂行ができる支援の必要性が示唆された。また、在宅の支援者が子どもへの関わりに難渋していたため、認知発達理論や死の概念などについて勉強会を開催した結果、積極的に子どもに関わることができたなどの効果が見られた。
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