2016 Fiscal Year Research-status Report
外来通院がん化学療法を受ける患者の倦怠感緩和に対する運動介入の効果
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16K12078
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
細川 舞 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70760908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 和恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (10290058)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | がん患者 / 化学療法 / 倦怠感 |
Outline of Annual Research Achievements |
がん患者の倦怠感は、様々な要因が複雑に絡み合って発生する症状であり、特に治療期や終末期においては非常に高頻度に発生する症状である。諸外国では倦怠感の緩和に運動介入が推奨されており数々の報告がなされているが、日本では運動介入についての報告はわずか1 件のみであり、その他の介入としてはアロマテラピーやリフレクソロジーなど他者の介入によるものが多い。在宅医療を推進するためにも治療期の在宅療養患者の症状マネジメントは重要であり、セルフマネジメントのできる介入方法を明らかにすることが重要であると考える。そこで本研究は、外来通院治療を受けるがん患者の倦怠感に対する運動介入の効果を明らかにすることを目的としている。 1.運動プログラム作成のため、対象文献内から諸外国の運動介入方法について文献レビューを行い、介入方法を分析している。運動介入方法について論文を作成し、学会発表および学会誌上発表による公表に向け準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
運動介入プログラム作成において対象となる海外文献の精読、分析に計画以上の時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
採択当初の研究計画を見直し、タイムスケジュールの遅延箇所の軌道修正について再検討する。平成29年度は、運動介入プログラムの作成と同時に、対象施設での倫理審査委員会への申請を行い、データ収集を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
平成29年度については、運動介入に関する文献レビューの結果公表のため、学会発表や投稿に関する旅費等の捻出が生じる予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
分析が終了次第、結果公表のための旅費等が予定されるため、適正な運用を行う。
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