2019 Fiscal Year Research-status Report
月経期REM睡眠減少への芳香療法の効果に関する研究
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16K12101
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
藤田 小矢香 島根県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (20437528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 達生 鳥取大学, 医学部, 教授 (60182929)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 月経周期 / 睡眠 / 女性ホルモン / 自律神経機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
調査目的1つ目は、月経期のREM睡眠時間の減少の原因の1つにストレスが関与するか否かを明らかにすることである。月経周期が規則的な成人女性を対象に調査を行った。毎日連続して睡眠時睡眠計を用い睡眠の質を測定した。起床時に口腔内体温ならびに唾液アミラーゼの測定を行った。また、月経前・月経期・月経後に唾液を採取し、エストラジオール、プロゲステロン、コルチゾールを測定した。調査目的2つ目は、ストレスのREM睡眠時間減少への関与と、香りの抗ストレス作用が睡眠の質改善に貢献するか否かを明らかにすることである。調査目的1と同様に、睡眠の質、口腔内体温測定、月経前・月経期・月経後に唾液を採取しホルモン値を測定した。また、睡眠時には芳香療法を行った。結果として18名を対象に調査を行った。対象者の年齢は18-27歳、月経周期は29.5±2.8日であった。睡眠の質は月経周期により異なることが明らかとなった。月経周期にともなうホルモンの変動として、月経前は唾液アミラーゼとプロゲステロンに有意な正の相関がみられた(r=0.628、p=0.005)。月経期ではプロゲステロンとエストラジオール(r=0.761、p=0.000)、プロゲステロンとコルチゾール(r=0.469、p=0.05)で正の相関がみられた。月経後はプロゲステロンとエストラジオール(r=0.569、p=0.014)、プロゲステロンとコルチゾール(r=0.819、p=0.000)で正の相関がみられた。つまりプロゲステロンは、月経期と月経後においてコルチゾールと相関していることから、プロゲステロンの変動がストレス反応と関連していることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
1名あたり月経周期2クールが調査期間であり、調査日程の調整に時間を要した。また、COVID-19による感染対策のため、調査が予定通り進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
感染対策をとりながら、調査対象者との日程を調整し調査を続ける。
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Causes of Carryover |
研究計画実施が遅れている。芳香療法の効果2を実施する。謝金ならびに消耗品の購入を予定している。
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Research Products
(1 results)