2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K12129
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| Research Institution | National Defense Medical College |
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Principal Investigator |
坂本 めぐみ 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (50279577)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼宗 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50214490)
恩田 理恵 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (10307077)
三上 由美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (60760113)
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
山岸 智子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (40758760)
古谷 健一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 教授 (20538706)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 中山間地域 / 母子保健 / 周産期医療 / 専門職連携 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は対象とする中山間地域で働く保健医療専門職への面接調査と、平成30年度の調査準備を実施した。
中山間地域で働く保健医療職への面接調査は、平成29年3月から9月に、管轄医療圏の保健所保健師、市町保健師、周産期医療施設で勤務する助産師、母子保健活動と育児支援活動を行う助産師、女性の健康支援を行う女性医師、母体の救急搬送事例を経験した管内消防本部職員に面接調査を実施し質的記述的に分析した。
その結果【中山間地域の周産期医療を大切にしたい思いと課題】【専門職の業務範囲とジレンマ】【対象地域の少子化と支援の変化】【母子保健に携わる専門職の不足と専門職連携】【母子に届けたい、必要なところに必要なサービスを届ける必要性】【専門職の技能提供者である母子と環境】【妊婦への直接的な教育と、予期的な教育の必要性】の７カテゴリー、48のサブカテゴリーが抽出された。中山間地域の地理的な特徴と周産期医療施設や救急医療の過疎により周産期救急医療対応について危険性が高い状況が続き、地域の専門職の努力で保たれている事が語られた。少子化より母子に手厚い支援が行われている一方、都市部と同様の家族形態や家族機能の変容や母親の高齢化、母親の孤立等の課題を有していた。さらに地域では高齢化等急務の対策に追われ、専門職が不足し母子のケアが十分に行うことができないジレンマを有していた。このような状況の中、業務範囲では対応できない母子ケアの必要性を感じ、地域の他職種や都市部の仲間と連携し母子のケアの実践につなげていた。妊婦への直接的な教育については全ての専門職が母子健康手帳の活用が大切と考えていたが、更なる予期的な教育については専門職の立場の違いにより意見が異なった。当該地域の専門職の活動や専門職連携をすすめていけるような支援体制を作る必要があることが示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在準備中の調査を実施開始までを予定していたが、準備の段階で開始できなかった。今年度はこの調査に着手し、研究をすすめる予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
現在準備中の調査が整い次第実施することができる。中山間地域在住の妊婦と都市部の妊婦のケースコントロールスタディと、中山間地域の次世代を担う高校生への質問紙調査である。これらの調査を実施し、地域の地理情報システムによる解析をすすめることで、研究課題を推進することができる予定である。
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| Causes of Carryover |
今年度予定していた調査が次年度に延期となったため、その調査費用を次年度使用額となってしまった。次年度に予定されている妊婦への調査及び、次世代への調査を行い、成果物の作成に見込まれる必要経費として使用予定である。
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Research Products
(3 results)
