2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a child-rearing support education program for fathers continuously from pregnancy to child-rearing in collaboration with the community
Project/Area Number |
16K12138
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
芳賀 亜紀子 信州大学, 学術研究院保健学系, 講師 (10436892)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳武 千足 信州大学, 学術研究院保健学系, 講師 (00464090)
坂口 けさみ 信州大学, 医学部, 特任教授 (20215619)
大平 雅美 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50262738) [Withdrawn]
鮫島 敦子 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (50759363)
金井 誠 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (60214425)
市川 元基 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (60223088)
米山 美希 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (90747891) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 子育て支援 / 父親 / 地域連携 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度の実績 1.子育て講座の評価:子育て講座を平成26年度から5回実施し、その講座の評価として、受講の有無による子育ての意識や実態について調査した。対象は子育て講座受講群7組と対照群7組に、育児に関する意識と育児・家事時間、自己・配偶者への思いと満足度等について、半構成的面接法(一部質問紙調査)を実施し分析した。結果を第61回日本母性衛生学会(静岡県、WEB開催)で発表した。 2.令和2年度の子育て講座は、新型コロナウイルス感染症拡大により、実施方法を検討しオンラインで実施した。対象は上記子育て講座参加者であり、子育て中のパパママの交流会及び知識提供を行った。 研究期間全体を通じて実施した研究の成果 本研究の目的は、自治体との地域連携に基づき妊娠期から育児期への切れ目ない父親への子育て支援教育プログラム(以下、子育て講座)を開発することである。子育て講座は父親と母親を対象としたが、特に父親の親役割の獲得および育児参加促進をねらいとした。講座は、時期にそった知識提供、父親・母親同士のグループワーク、演習の3部構成で実施した。開催は、妊娠期、出産1ヵ月後、1歳、2歳、3歳であり年1回計5回継続して同メンバーを対象に集合形式で実施した。令和2年度には5歳となる就学前の講座をオンラインで実施した。講座の評価として、受講の有無による子育ての意識や実態について調査した。子育て講座を受講した父親は、夫婦2人で育児をしている意識が対照群より有意に高い結果が得られた。父親にとって講座の受講は、父親同士の交流の場であり、夫婦で育児を振り返る良い機会となっていた。夫婦で参加する子育て講座は父親の育児意識に影響する可能性があり、地域における子育て支援の場として有用であることが示唆された。
|