2016 Fiscal Year Research-status Report
開業助産師によるGBS感染症ガイドライン実践:診療連携実現化への実践チャート作成
Project/Area Number |
16K12141
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山口 琴美 京都大学, 医学研究科, 助教 (40432314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井關 敦子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10363201)
古田 真里枝 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20390312)
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | GBS / 助産所 / 助産師 / 質問票 / 新生児 / 産科 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年助産業務ガイドラインの改訂に伴い、B群レンサ球菌(GBS)陽性妊婦の分娩を嘱託医師や嘱託医療機関の承諾により助産師が助産所や自宅でも行えるようになったことを受け、先行研究として日本助産師会に登録された助産所を対象とし、GBS陽性妊婦の取扱い及びガイドラインの遵守状況を調査した。約60%がGBS陽性妊婦の分娩を助産所や自宅で取り扱っていることが明らかとなったが、ガイドラインの遵守率は100%ではなかった。その調査結果の公表予定である。 また今年度予定していた総合周産期医療センター及び地域周産期医療センターに所属する小児科医師(新生児科医師)1名を対象とする調査を実施した。396件が対象となり、235件(59.3%)から返答があった(有効回答は234件で、99.6%)。助産所や自宅で助産師が分娩を取り扱えることをほぼ100%の医師が知っていたが、助産業務ガイドラインの改訂や、助産業務ガイドラインの存在自体を知っっている者が約30%未満と少なかった。さらに、助産所における分娩の取り扱いについて、約半数が「問題がある」と回答していた。周産期医療の連携には、課題が残されていることが明らかとなった。この結果をまとめている段階である。 次年度に予定している分娩を取り扱う分娩施設に所属する産科医師を対象とする全国調査の倫理審査が承認されており、引き続き研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
結果の公表が予定より遅れているが、研究自体の進行には問題ない。
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Strategy for Future Research Activity |
特に変更なく、計画通り遂行予定である。
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Causes of Carryover |
雑誌への投稿料が次年度となったこと 人件費の支出を抑えたこと
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度で、雑誌投稿や郵送費等に支出予のため、研究全体の総額は変わらない。
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Research Products
(1 results)