2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study on development and evaluation of genetic education program for elementary and junior high school students
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16K12149
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
森藤 香奈子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (70404209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 規子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (90315268)
宮原 春美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (00209933)
本多 直子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (50746617)
宮田 海香子 長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (10818321)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 遺伝教育 / 遺伝看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度に実践した高校1年生を対象としたNIPTに関連する遺伝教育プログラムの実践と評価について、第64回日本人類遺伝学会で発表した。また、日本遺伝カウンセリング学会教育委員会主催 第2回「ヒトの遺伝」教育啓発を目的とした教材開発の検討会において、話題提供を行った。これらの検討を踏まえ、2018年度のプログラムの修正を行った。 修正の主なポイントは、①提供する知識の精選、②ディスカッション方法の工夫である。 2018年度のプログラムにおいて、プロジェクトメンバーおよび実践校教諭のプログラムや学習してほしい内容への期待が影響し、詳細な情報が含まれていた。学習目標に照らすとディスカッションに必ずしも必要と言えない発展的な内容が多いことが分かった。ワークブック作成においては教科書のレイアウトを参考にし、ディスカッションに必要な知識部分を強調、発展内容を小さめに記載したり、削除し、知識内容の精選を行った。また、本プログラムにおいて、ディスカッションは多様な考えを知るための重要な学習要素である。中でも、少数意見をどのように拾い上げ、クラス全体と共有するかが課題であった。知識の精選を行うことで、ディスカッションの時間を増やすことができ、プロジェクトメンバーや実践校教諭がファシリテーターとしてかかわることで、多様な意見を聞くことができると考えた。 2019年度では、この修正プログラムを用い、高校3年生に対して実践を行った。①については、事実を端的に伝える工夫により、ディスカッションの時間を十分確保することができた。また、生徒が発展内容部分も使用しながらディスカッションを行う様子が観察できた。②については、活発な意見交換により、ディスカッションを中断したグループもあった。ファシリテーターは導入部分のみで、その後は自走できていた。グループ間の共有方法については引き続き検討が必要である。
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[Presentation] 遺伝看護セミナー「がんと遺伝をめぐる診療と看護」2017年度、2018年度の実施から見た今後の課題2019
Author(s)
村上裕美, 佐藤智佳, 武田祐子, 青木美紀子, 小笹由香, 大川恵, 鴨川七重, 御手洗幸子, 佐々木規子, 山下浩美, 浦野真理, 西垣昌和, 矢内洋次, 玉置知子, 中込さと子
Organizer
第43回日本遺伝カウンセリング学会
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