2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the care of sick and post-sick children in family support centers and the competency of support coordinators
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16K12166
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Research Institution | Aomori Chuo Gakuin University |
Principal Investigator |
齋藤 美紀子 青森中央学院大学, 看護学部, 准教授 (40312508)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中久喜 町子 豊橋創造大学, 看護学部, 教授 (30279830)
中村 祥子 青森中央学院大学, 看護学部, 助教 (30644356)
吉川 由希子 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (50269180)
山野内 靖子 八戸学院大学, 健康医療学部, 准教授 (70557230)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ファミリーサポートセンター / 地域子育て支援 / アドバイザー / 病児・病後児 / コンピテンシー |
Outline of Annual Research Achievements |
①ファミリー・サポート・センター事業におけるアドバイザーとしての行動能力(コンピテンシー)の抽出を行い、コンピテンシー項目を作成した。 昨年度調査の結果から、ファミリー・サポート・センターにおけるアドバイザーの重要な役割は、【ボランティア活動の前提を守る】、【提供会員の量と質を保つ】、【丁寧に確実にマッチングする】、【良好な関係を築く】、【安全な預かりをめざす】の5つのコアカテゴリーが抽出されていたが、これらはファミリー・サポート・センターでの子育て援助活動において、アドバイザーが会員と子どもを『ささえる』『つなぐ』『まもる』という大きなテーマを持って役割を果たしていること明らかとなった。カテゴリーに含まれるサブカテゴリーを項目化し、内容の妥当性の検討を繰り返して37項目からなるコンピテンシー項目を作成し、アドバイザー対象の質問票の一部とした。 ②全国のファミリー・サポート・センターのアドバイザーを対象とした病児・病後児対応の現状と、センターの活動におけるアドバイザーの役割認識と実践に関する質問紙調査を実施した。調査対象は全国1027か所のファミリー・サポート・センターのアドバイザーであり、無記名自記式質問票による郵送法調査を実施した。調査内容は、①センターの概要(所在地、運営方法、会員数、活動時間、利用料金等)、②アドバイザーについて(経験年数、雇用形態、有している資格等)、③病児・病後児預かりの現状(預かりの有無、活動件数と内容、受け入れ基準、研修・講習会の実施状況等)、④事業におけるアドバイザーの役割意識と実施状況であった。回収率は50.1%であり、詳細は分析中であるが、全体としてアドバイザーの役割意識は高く、実践状況も高かった。病児・病後児対応については事業で実施できる援助活動の範囲を超えていると捉えている人が多かった。
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