2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Assessment of a Training Program for Improving Midwives Ability to Encourage Family Role Acquisition in the Perinatal Period
Project/Area Number |
16K12167
|
Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
礒山 あけみ 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (00586183)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
衣川 さえ子 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (90538927)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 助産師 / 家族役割獲得 / 専門職教育 / プログラム開発 / ブレンディングlearning |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、助産師のための周産期の家族役割獲得を促す能力を向上させる研修プログラムを開発し評価する。対象及び方法は、産科に勤務する助産師に対し周産期家族のニーズと支援に関するブレンド型研修(オンラインによるe-learning視聴と支援方法の検討を目的とした集合研修)を介入とした1群の事前事後の評価研究を実施した。研修の到達目標は、家族への支援に対する知識の獲得および認識や態度に変容が認められることとした。オンラインによるe-learning視聴時間は40分とし、内容は、父親、きょうだいと家族、祖父母各々の支援の必要性、支援の視点、具体的な支援内容、アプローチの方法とした。集合研修はオリエンテーション30分、グループでの家族役割獲得を促す支援計画を作成・発表180分、クロージング15分とした。有用性の評価指標は家族への支援に対する認識、家族への支援に関する知識や態度とし、実施前後の2時点で測定した。結果、助産師25名の年齢構成は30歳未満3名(12.0%)、30歳~40歳未満8名(32.0%)40歳以上14名(56.0%)、助産師経験年数10年未満7名(28.0%)10年以上19名(72.0%)であった。家族への支援に対する認識は、家族へのケアの必要性を感じる(p<.05)において事後に有意に上昇した。家族への支援に関する知識は、家族のニーズが分かる(p<.01)、家族への具体的ケアが明確である(P <.001)において事後に有意に上昇した。結論として、本プログラムは、助産師が周産期にある家族役割獲得に関する支援の必要性に対する認識を高め、家族への支援に対する知識習得に役だつことが示され、家族役割獲得のために効果が期待できる研修プログラムである。
|
Research Products
(3 results)