2018 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of Nursing Interventions for Patients in Persistent Vegetative State using Minimally Invasive Assessments Methods
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16K12216
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Research Institution | Tohto College of Health Sciences |
Principal Investigator |
佐藤 光栄 東都医療大学, ヒューマンケア学部, 教授 (70461837)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 昌弘 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (30458963)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 高齢者 / 意識障害 / 認知機能 / 生体反応 / 脳波 / 唾液IgA / メタボローム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はこれまで自宅にいる元気な高齢者、介護老人保健施設に入居している高齢者を対象として研究してきた。今年度は3段階に入り、今年度は遷延性意識障がい者に対する介入研究について、倫理審査委員会の承認も得られ、対象者の家族に対して代理承諾を得るために個別に面会を行い、1施設では7名であったため、さらに施設を増やし、6名の家族から同様に承諾を得た。介入には、看護師資格のある者、長い介護経験のある者の協力を得て行った。研究方法に従い、介入前3回と介入後3週間ごとに3回の唾液検体、簡易脳波計による脳波測定、写真撮影とデータ収集は進められた。 しかし、途中で対象者の体調不良等があり、実践できないこともあった。そうなるとデータにも影響することもあり、途中で中止した対象者もいた。最終的に、途中経過に変動なく実施できた対象者は11名であった。 その後、研究分担者により唾液IgA測定、メタボローム解析と脳波データの解析を進め、それらを総合的に分析している状況である。測定した脳波のデータからα波、β波、θ波の含有率の計算と、唾液のIgA測定もメタボローム解析からの関連性の検出に時間を要している状況である。 平成29年度の結果の一部(自宅で生活している元気な高齢者に行った足浴の効果を脳波とPOMS2の結果から評価したもの)を令和元年の日本老年看護学会(令和元年6月6日~8日)において発表(採択済み)する予定となっている。この後日本意識障害学会や海外学術誌に投稿予定である。
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Research Products
(2 results)