2016 Fiscal Year Research-status Report
在宅療養者の褥瘡予防のための汎用型血流改善ミニシートの研究開発
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16K12221
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
室岡 陽子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30646732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 利明 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (40305248)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 褥瘡 / 予防用具 / 在宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
褥瘡対策においては、施設内での取り組みが強化され、また寝たきり高齢者を対象とした様々な予防製品が開発されるようになった。現在、長期療養型施設や在宅で過ごされる高齢者が増加している中、地域包括ケアの推進が行われている。また在宅における褥瘡対策においても予防整備の充実が求められてきている。予防環境を整備する中では、ベッドマットレスや車椅子用クッションのさらなる開発がなされ、病院では高性能な製品が使用されている一方、在宅においては各施設、各家庭の事情によって異なり、十分な環境が整っているとは言えない。 そこで我々は、限られた介護保険制度の中、在宅療養者がいくつもの用具を準備することなくあらゆる状況下においても簡便に使用できる予防用具の開発を行った。またその新規予防用具の有用性の検討を行い、課題ついても明らかになった。本研究は、新規予防用具の課題を解決し、実用化に向けた最適条件についてのデータを得ることを目的としている。この用具が実用化されれば、あらゆる環境下においても褥瘡発生リスクの高い局所部位の予防が可能になり、今後ますます増加する老老介護の現場においても介護者を支援する用具となり、在宅療養者のQOLが向上しうるであろうと期待している。 現時点までに、在宅における予防用具のニーズや使用状況等を調査してきた。ADLが低下している療養者においてはある程度の予防環境が整備されてきているが、要介護度の低い療養者においては予防用具の使用も限られており、十分な環境下にあるとは言えない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究データ収集に向け、研究フィールドの調整など準備を行ってきた。その中で新規用具の改良が課題として挙げられていたが、改良に大幅な時間がかかり、データ収集に向けた準備が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
早急に使用する用具の改良を進め、データ収集が行えるよう準備を進めていく。その後今年度予定している基礎研究は予定通り実施する。
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Causes of Carryover |
今年度購入予定であった体圧測定器よりもデータ収集しやすい測定器を購入したため、差額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度の繰越分は、次年度購入予定である血流計の周辺機器等の購入とする。
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