2017 Fiscal Year Research-status Report
在宅療養者の褥瘡予防のための汎用型血流改善ミニシートの研究開発
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16K12221
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
室岡 陽子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30646732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 利明 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (40305248)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 褥瘡 / 予防用具 / 血流改善 / 在宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度、前年度までの実態調査をもとに、基礎研究1の汎用性が高く血流量を増加させるミニシートの最適条件の検証について実施した。空気の流入時間、流出時間を調節し、また使用するシートの形状を変更するなどして、より最適な条件設定を行なうことができた。 その後それをもとに、基礎研究2の健常者におけるミニシート使用による局所部位の接触部体圧の減少と血流改善効果の検証を行った。条件を変更したが、体圧の減少ならびに血流増加の傾向が維持されてることが検証された。 引き続き、臨床研究の臨床現場に療養者におけるミニシート使用による局所部位の接触部体圧減少と血流改善効果の検証を行った。対象者は回復期病棟に入院し、日常的に車いすを使用する患者とした。対象者候補がなかなか上がらず、データ収集が遅れているが、現在予定の半数のデータを収集し終えた状況にある。概ね良い結果が得られているため、引き続きデータ数を重ね検証していく。。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度予定していた最適条件の検討が遅れたため、その後の課題の検証が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、臨床研究途中であるが、データ数を重ね今年度内に必要数を収集して分析・論文作成に移れるよう協力して行う。
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Causes of Carryover |
今年度は適切に使用されたため、次年度の繰り越し金は予定した内容にて使用する。
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