2016 Fiscal Year Research-status Report
看護診断を基盤とした在宅用標準看護計画の策定およびその有用性の検証
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16K12259
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
奥田 眞紀子 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00390211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗田 麻美 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (00574922)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 看護診断 / 訪問看護 / 在宅用標準看護計画 / 評価項目 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、在宅における看護診断の活用状況および在宅において使用頻度の高い看護診断名を明らかにし、それらの診断名に対する在宅用標準看護計画の策定を行い、その有用性を検証することを目的としている。 28年度は、調査内容の精査として、訪問看護に従事している研究協力者とともに作成した在宅において使用頻度が高いとされる15の看護診断名の評価項目について確認を行い、一部追加修正を行った。また、調査する看護診断名を「NANDA-I看護診断2015-2017」より精査し、選定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
H28年度は、研究の計画立案の時期には予測できなかった学務の大幅な増加があり、課題に取り組む時間の捻出が困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
H28年度は全国訪問看護ステーションに対する調査を予定し、その結果を受けて、H29年度は、訪問看護において使用頻度の高い看護診断名に対する在宅用標準看護計画の策定およびH30年度の調査の準備期間と位置付けていた。当初より、H29年度は、調整準備期間と位置付けていたたため、この期間を使用して速やかにH28年度に行う予定であった調査を進めていく。 しかしながら、全国調査と在宅用標準看護計画の策定には、1年半は必要であると予測している。そのため、H31年度の報告書、論文作成のための時間が減少することが予測されるが、当初の計画どおり、4年間で研究課題の解決に努めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
H28年度は、研究の計画立案の時期には予測できなかった学務の大幅な増加があり、研究課題に取り組む時間の捻出が困難であった。そのため、計画が遂行できずH28年度に行う予定であった研究はH29年度に実施する。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H28年度に未実施であった計画遂行のために使用する。具体的な内容は以下のとおりである。 データ管理用パソコン、鍵付き専用書庫を購入(データ管理の安全面に配慮した研究環境の整備を図るための費用)、統計処理ソフトを購入(調査で得られたデータ入力の集計、統計解析を行うため)、研究協力体制におけるスーパーバイザーおよび研究協力者からの助言・指導謝金および旅費、学会出張旅費(在宅看護学会、看護診断学会)・データの入力等を依頼する研究補助者への謝金、全国2500ヶ所の訪問看護ステーションへのアンケート調査費、調査結果を報告するためのホームページ作成費等に使用する。
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