2020 Fiscal Year Research-status Report
看護診断を基盤とした在宅用標準看護計画の策定およびその有用性の検証
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16K12259
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
奥田 眞紀子 天理医療大学, 医療学部, 教授 (00390211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗田 麻美 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00574922)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 在宅用標準看護計画 / 看護診断 / 訪問看護計画書 / 看護課題 / 関連因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在までの研究において在宅用標準看護計画の策定を目的に訪問看護計画書に使用される看護診断名の調査を行い、頻出する診断名を抽出した。すでに策定したこれらの診断名に対する標準看護計画の妥当性の検証として、実際に訪問看護計画書の経過を記述するフォームを作成し、それに基づき調査した内容が、在宅用標準看護計画の関連因子、危険因子、看護介入、評価方法等と照会した場合に網羅性があるかどうかの調査することとした。 プレ調査として訪問看護ステーションより事例提供があった2事例についてフォームに従って情報を整理した。その結果、網羅性は事例経過の記述を行った。1例ずつ事例と照らし合わせて関連因子や計画内容を確認し、内容の違いや不足がないか確認を行った。 その結果、2事例から抽出された看護診断名に対する看護計画内容は、在宅用標準看護計画の内容を逸脱することはなく、計画書の範囲内であることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で、教育活動のエフォートが増大し、また、訪問看護ステーションへの立ち入りが一切できず研究を進めることができなかった。2021年1月より、オンラインによる訪問看護ステーション看護師との研究会を再開し、計画の見直しをはかった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の計画は3点である。1点目「非効果的健康管理」の看護診断名を追加し、全体を通した16診断名における在宅用標準看護計画の妥当性の検証を行う。訪問看護計画書の内容が在宅用標準看護計画で網羅できるのか、追加修正事項の確認を行う。2点目、在宅用標準看護計画の内容説明を明示した報告書の作成を行う。3点目、在宅における看護課題の表記の関する調査結果の論文が未発表であるため、投稿する。
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Causes of Carryover |
2020年度は殆ど研究活動ができなかった。年度後半にオンラインで研究会を再開し研究計画の見直しを行った。 最終年度であるため、主には報告書の作成費用と配布に充てる。
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