2017 Fiscal Year Research-status Report
訪問看護ステーションのオーナー管理者の管理基盤強化に関する研究
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16K12260
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
佐々木 純子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (50533361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多田羅 光美 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (00629032)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 訪問看護ステーション / 看護管理者 / 自己開業 |
Outline of Annual Research Achievements |
H29年度は、前年度に引き続き、実際に訪問看護ステーションを自身で立ち上げ経営しているオーナー管理者の実態や、立ち上げの経緯、その中での困難点などをインタビューを実施した。立ち上げの経緯や実施形態などかなり管理者の個別性があり、一定の見解には達していないため、中国地方都市や山間部など地域の環境の異なるエリアでの実態を踏まえて聞き取り調査を追加して行った。また、少数ではあるが、近畿圏の訪問看護ステーション(大都市圏)にもインタビュー調査を行った。まだ、地方都市との違いとして明確になるものがなく、今後さらに都市圏の実態を調査する必要があると考え、インタビュー件数を増やしたいと考えている。現在、今後の量的調査に向けて、訪看ステーションの安定経営の指標や、開設の条件、資本状況での差異など変数となるものを同時進行で検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
公開されている訪問看護ステーションのリストでは、管理者自らが立ち上げオーナーなのか否かがわかりにくく、いろんな方面からの情報を集めながらの取り組みなので、確認作業等に時間がかり、対象把握に困難を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の質的データの分析を進める。これを基にオーナー管理者の特徴や経営安定化の指標等を検討し、量的アンケート調査を実施する。課題は訪問看護ステーションの事業者リストからではあらかじめ管理者の属性把握が困難であることから、全国調査を予定していたが、どのような対象を調査範囲とするのか、規模も含めて再検討を要する。
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Causes of Carryover |
質的調査での旅費として計上していたが、今年度は近隣であったため少額であった。量的アンケート調査を今年度計画していたが、次年度に繰り越しとなったため。
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