2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a real-time visualization system using GIS for community support projects and regional needs
Project/Area Number |
16K12292
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
板谷 智也 金沢大学, 保健学系, 助教 (10765192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
京田 薫 金沢大学, 保健学系, 准教授 (00639776)
塚崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20240236)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 在宅医療 / 在宅介護 / 介護保険 / 地域支援事業 / 地理情報システム |
Outline of Annual Research Achievements |
目的と計画:本研究は市町村の地域支援事業の策定に役立てるため、スマートフォンを用いて住民のニーズと地域資源の情報を収集し、リアルタイムで集計および地理情報システム(GIS)で可視化する調査アプリケーションをつくることが目的であった。予定では金沢市を対象フィールドとし、一部の住民に調査対象者として登録をしてもらい、調査レジストリーを作成する想定であった。またインターネットを使用する予定であった。 結果:調査の協力は金沢市、羽咋市、輪島市、珠洲市、新宿区、世田谷区から得ることができた。市区の職員との協議の結果、調査レジストリーは不要と判断し作成しなかった。調査内容は地域包括支援センターの職員と金沢大学地域包括ケアとエリアマネジメント研究会の協力を得て設定した。アプリケーション作成担当の技術者との協議では、インターネットの利用とスマホアプリについて安全性の確立が難しいとの結論に至り、タブレット端末に情報を入力する形式に変更した。調査アプリケーションは2019年10月に完成しタブレット端末にインストールした。同時期に羽咋市で40歳以上の住民を対象とした全数調査があり、その一部を本調査と融合させ、一部の住民にタブレット端末を用いた調査を行った。当初、調査協力者が情報をインターネットに入力すると同時に集計するシステムを構築する予定であったが、インターネットを利用しない方法に変更したため、タブレット端末から一旦データを書き出してから集計とGISによる処理(可視化)を行うプログラムを作成した。調査後にプログラムが問題なく作動することを確認した。 現在、自動集計・GIS処理プログラムに不具合がないか精査を行っている。計画段階で想定した、調査と同時に処理を行うシステムは実現できなかったが、インターネットを経由しない情報収集の方法ができれば実現可能であると今回の研究で示唆された。
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Research Products
(15 results)