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2017 Fiscal Year Research-status Report

看護学士課程における「コミュニティに焦点を当てた看護」教授―学習モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 16K12309
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

牛尾 裕子  兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (00275322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 嶋澤 順子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)
塩見 美抄  兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (10362766)
田村 須賀子  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50262514)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords公衆衛生看護 / 地域看護 / 看護大学教育 / パフォーマンス評価
Outline of Annual Research Achievements

1.「コミュニティに焦点を当てた看護Community Focused Nursing」教授-学習モデルを具体化する教材の開発:主として担当研究班ごとに取り組みをすすめた。その結果、「地域看護活動の過程」「地域看護活動の手段としての個別支援」の教材原案がほぼ完成した。さらにこの研究成果を広く社会に普及するため、出版担当者との協議をすすめ、「地区活動学習ワークブック(仮)」として出版する書籍の全体構成をほぼ固めることができた。執筆の担当も決定し、各担当が執筆をすすめつつある。
2.モデルのコアとなるメタルーブリックの検討:担当研究班での検討結果をもとに計3回の全体研究会議で議論した。このプロセスにおいて、教育学の専門家より専門的助言を得た。その結果、「地区活動」すなわち本研究における「コミュニティに焦点を当てた看護Community Focused Nursing」の学内演習での教授・学習活動が、それまで学んだ知識を統合し応用するタイプの教授・学習活動でることを明確にするとともに、本研究において開発する教授-学習モデルのコアを、メタルーブリックではなく、プログラムを構成する「コンセプト」とする方向に転換することとなった。具体的には、「コミュニティに焦点を当てた看護Community Focused Nursing」の教授学習のパフォーマンス評価のためのメタルーブリック原案としての5観点「重要な情報の識別と関連付け」「地域・生活の共感的理解」「社会資源の機能の評価」「説明・論述」「公衆衛生看護の専門機能に関わる価値信念の内面化」に新たな観点が加わり、さらにこれらの構造化を目指すこととした。この議論を十分に行う必要があったため、旧メタルーブリック原案の有用性妥当性について意見を求めるためのワークショップの開催は、平成30年度に行うこととした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請時に計画していた「教材配布対象者への活用状況調査」及び研究成果の有用性妥当性などについて意見を求める場としての「ワークショップの開催」は、これらを合わせて平成30年度に実施することとした。その理由は、意見調査の対象となる研究成果(申請時のメタルーブリック)についての議論に十分に時間をかける必要があったこと、教材配布対象者を中心にワークショップを案内し、教材の活用状況とともに開発した研究成果の有用性妥当性の意見調査を行うのが効率的効果的な方法であると考えたためである。教材開発は順調に進んでおり、教授学習モデルのコアとなるメタルーブリックの議論も推進できているため、研究の目標に対して、概ね順調に進展していると評価する。

Strategy for Future Research Activity

各教材の原案はほぼ完成し、あとは各担当が執筆するのみである。平成30年度は各担当から提出された原稿を基に、当初の計画通り「コミュニティに焦点を当てた看護Community Focused Nursing」教授-学習方略の鍵となる要素の整理体系化、モデルの提案に向けた成果のまとめをすすめていく。
具体的には、教授-学習活動を設計するためのコンセプトモデルについて研究班全体会議で議論する。またコンセプトモデル原案を用いて、教材配布対象者及び研究者ネットワークを通じて地域看護学教員の参加を募集してワークショップを開催し、モデル原案の教授-学習活動への適用は有用であるか、内容は妥当であるか等についての意見調査を実施する。コンセプトモデル作成のプロセスにおいて、教育学の専門家による専門的助言を受ける。

Causes of Carryover

当初予定していた調査(教材の活用とメタルーブリックへの意見調査)を実施しなかったため。
平成30年度の使用計画:1、研究成果普及のためのワークショップ開催及びワークショップ参加者に対する「コミュニティに焦点を当てた看護」教授学習プログラムのコンセプトモデルについての意見調査を実施 2、コンセプトモデル精練のため、教育学の専門家を招へいし専門的助言を受ける 3、研究班全体会議の開催(1回) 4、研究成果の発表
以上を実施するため、研究メンバーの旅費、会場費、講師謝金、ワークショップ参加案内のための郵送費などに使用する。

  • Research Products

    (4 results)

All 2018 2017

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 地域看護学教員が参加したルーブリックモデレーションワークショップのプロセス評価2018

    • Author(s)
      牛尾 裕子,宮芝 智子
    • Journal Title

      兵庫県立大学看護学部地域ケア開発研究所紀要

      Volume: 25 Pages: 31-40

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] 学士課程の講義・演習における「保健師の家庭訪問」の教育内容・方法の特徴2018

    • Author(s)
      田村須賀子,山﨑洋子,時田礼子,安田貴恵子
    • Journal Title

      保健師ジャーナル

      Volume: 74(1) Pages: 48-54

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 地区活動演習の学びを評価するルーブリックのモデレーションプロセスが参加教員にもたらす意味2017

    • Author(s)
      牛尾裕子, 宮芝智子, 嶋澤順子, 塩見美抄, 田村須賀子, 松下光子, 飯野理恵, 安田貴恵子, 山崎洋子, 山本大祐
    • Organizer
      日本地域看護学会第20回学術集会
  • [Presentation] 看護基礎教育における地区活動演習の課題提出物を評価する基準に影響する要素2017

    • Author(s)
      宮芝智子,牛尾裕子,嶋澤順子,塩見美抄,田村須賀子,飯野理恵,大澤真奈美
    • Organizer
      第37回日本看護科学学会学術集会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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