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2016 Fiscal Year Research-status Report

妊娠中及び乳幼児期用を持つ親が学ぶ『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』

Research Project

Project/Area Number 16K12321
Research InstitutionYokohama Soei University

Principal Investigator

江藤 和子  横浜創英大学, 看護学部, 教授 (90461847)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉本 昌弘  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (30458963)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords飲酒防止教育 / 妊娠中及び乳幼児期 / 親 / 教材
Outline of Annual Research Achievements

初年度であり、妊娠中及び乳幼児期を持つ親が学ぶ『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』を設計するためのアンケート調査を実施した。妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親に500人に、飲酒に対する知識や意識を関するアンケート調査を実施した。回収率が50%にも満たない状況であった。 アンケートの結果、妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ母親200名を対象に、新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(新KAST)の男性版(KAST-M)と女性版(KAST-F)を使用して、正常群、要注意群、アルコール依存症の疑い群に分割し検討した。正常群80名(80.0%)、要注意群11名(1.1%)、アルコール依存症の疑い群9名(9.0%)であった。妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ母親の中には、要注意群とアルコール依存症の疑い群が2割であることが分かった。
飲酒防止プログラムの作成のためのアンケート結果は、プログラム内容の中で、飲酒を防止するうえで役にたったと思う項目では、1.食品の中のアルコール探しについては36名、2.知識のクイズ78人、3.事例で考えましょう(マンガ編)39人、4.ビデオ(アルコール依存症当事者)32人であった。
「子どもに何でお酒を飲んではダメなのか」と聞かれた時に、役だったプログラムは、1.食品の中のアルコール探しについては29名、2.知識のクイズ74人、3.事例で考えましょう(マンガ編)51人、4.ビデオ(アルコール依存症当事者)41人であった。
2年目である今年度については、さらに、妊娠中及び乳幼児期の両親に向けたアンケート調査を行うために、他の機関に依頼を積極的に行い、妊娠中及び乳幼児期を持つ親が学ぶ『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』を設計する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親のアンケートの回収率が低かった。病院の産科病棟や子ども広場、小学校での妊娠中や幼児期の子どもを持つ親へのアンケートの依頼を行っているが、妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親のアンケート協力は、育児や妊娠中でもあり、アンケートの回答には厳しい状況ではある。

Strategy for Future Research Activity

妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親の協力を得られるように、依頼場所の確保を積極的に行う。

Causes of Carryover

初年度であり、妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親が学ぶ『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』を設計するためのアンケート調査を実施した。妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親500人に、飲酒に対する知識や意識を関するアンケート調査を実施した。回収率が50%にも満たない状況であったために、設計するための調査が十分とはいかずに、初年度は終了した。2年目は、妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親に向けたアンケート調査を行うために、他の機関などに依頼を積極的に行い、妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ親が学ぶ『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』を設計する。

Expenditure Plan for Carryover Budget

神奈川県内だけではなく、他県への依頼を積極的に行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 妊娠中及び乳幼児期の子どもを持つ母親の飲酒状況2017

    • Author(s)
      江藤和子、浅田麻菜、早川麻耶、源川奈央子、武井博美、山鹿貴史、澤田和美
    • Organizer
      31th European Health Psychology Conference
    • Place of Presentation
      イタリア
    • Year and Date
      2017-08-29 – 2017-09-02

URL: 

Published: 2018-01-16  

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