2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Multicultural Health Education Handbook for Foreign Families
Project/Area Number |
16K12323
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
坂本 真理子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (70285237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
駒田 いずみ (淺野いずみ) 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (80643494)
宮武 真生子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (50593711)
水谷 聖子 日本福祉大学, 看護学部, 教授 (80259366)
橋本 秀実 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (50515781)
大橋 裕子 日本福祉大学, 看護学部, 准教授 (70352911)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 外国人の親 / 保健医療従事者 / 健康ハンドブック / フィリピン / ブラジル |
Outline of Annual Research Achievements |
多文化に対応する子どもと親のための健康教育ハンドブック(以下ハンドブック)の開発を行い,『外国人のママ・パパと日本の保健医療従事者のための健康ハンドブック』(ブラジル編,フィリピン編)(第1版・紙媒体)を完成させた。本ハンドブックの開発にあたり,外国人の親と日本の保健医療従事者の両者にとって有益な媒体となるように,工夫を重ねた。 留意した点は以下の点である。 1)慣れない環境で子育てをする外国人の親が遭遇しやすい戸惑い状況として,インタビュー調査結果から12場面を抽出した。2)外国人の親が親しみを感じ関心を持ってくれる工夫として12場面を四コマ漫画で描いた。3)12場面ごとに,日本の母子保健の仕組みをわかりやすく解説した。解説ではわかりやすい平易な日本語と英語(フィリピン版)・ポルトガル語(ブラジル版)を用いた。4)日本人の保健医療従事者の多文化理解を促進するために,外国人の親の母国の文化,母子保健制度や子育て支援等の仕組みの違いを解説した。5)外国人の親が覚えておくと役立つ日本語のキーワーズ,外国人の親が居住する自治体の相談窓口を記録できるノートを加えた。 本ハンドブックの完成にあたっては,フィリピンあるいはブラジル事情に詳しい母子保健や外国人支援の専門家によるパネル調査を行い,意見を集約した上で,内容を修正し,最終版のハンドブックを完成させた。今後は更に市町村に勤務する保健師等からの本ハンドブックの内容についてのフィードバックを受け,内容の微調整を行った上で,ハンドブックをウェブ上から活用できるようにしていく予定である。
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Research Products
(1 results)