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2017 Fiscal Year Research-status Report

大学生ピアおよびITを活用した高校生のデートDV予防支援プログラムの開発・評価

Research Project

Project/Area Number 16K12329
Research InstitutionTokiwa University

Principal Investigator

村井 文江  常磐大学, 人間科学部, 教授 (40229943)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川野 亜津子  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10550733)
坂間 伊津美  常磐大学, 人間科学部, 教授 (40285052)
島田 智織  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90347245)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
KeywordsデートDV / デートDV予防プログラム / ヘルスリテラシー / ヘルス・ビリーフモデル / IT活用プログラム
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度の研究計画は、プログラムを開発・実施することであった。
プログラムの開発としては、講義による支援およびwebによる支援の資料作成を行った。同時にwebによる支援のために、HPを作成した。プログラムの目標は、先の調査および文献検討から、高校生が、自分たちがデートDVの当事者であることを認識し、デートDV予防行動として、情報収集、相談行動およびこれらの行動への友だちとしての支援行動がとれることとした。対象の高校生が、デートDV予防において、交際経験も含めおかれている状況が異なること、限られた講義時間・回数の中で有用性を示す必要があることから、個々の状況に応じて、デートDV予防に取り組めるようヘルスリテラシーの視点を取り入れた。プログラムの理論的基盤には、ヘルスビリーフモデルを採用し、4つの信念(「問題の起こりやすさ」「問題の重要性」「行動の利益(効果)」「行動の障害(バリア)」)と、主要コンセプトである「行動のきっかけ」と「自己効力感」に働きかける支援プログラムとした。なお、HPは、講義内容を中心としたデートDV予防に関連する基礎的知識と情報の提供およびデートDVに関連する相談の紹介とwebサイトによる相談支援で構成している。
プログラムを評価に使用する質問紙を作成した。質問紙は、ヘルスリテラーに基づき挙げたデートDV予防行動7項目の成果評価変数、ヘルスビリーフモデルの4つの信念とデートDV予防行動に対する自己効力感、webにおける情報提供の適切さの過程評価変数を測定するものとして作成した。その他、web上では、webにおける情報提供の適切さおよびWebにおける相談の有用性について、5段階リッカート尺度および自由記述によって評価する。
プログラム実施・評価にむけて準備を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の異動にともない、大学生ピアの募集および養成が当初計画のようにできなくなった。2017年度は、当初計画の実施を試みたが物理的要因もあり困難であった。同時に、研究協力校の募集についても再検討が必要になり、研究全体の進行が大幅に遅れることとなった。

Strategy for Future Research Activity

現在、プログラムはほぼ完成し、実施・評価段階にある。ピアの養成およびプログラムを実施できる共同研究者を追加した。このことにより、研究の推進が図れると考える。また、大学生ピアについては、時間的な制限から、実際に高校で活動することはせず、相談者としての位置づけとして、研究計画を一部変更して実施することとする。

Causes of Carryover

研究進捗の遅れに伴い、予算執行がされていない。HP作成のようにすでに作業は進んでいるが、2017年度内に支払いに至ってないために、残額がより大きくなっている。HP作成、プログラム実施、相談にともなうPC購入等、計画に沿って進めていく。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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