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2017 Fiscal Year Research-status Report

自然災害は政府の質にどのような影響を与えるか?:国際パネルデータによる検証

Research Project

Project/Area Number 16K12378
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

外谷 英樹  名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40285226)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords自然災害 / 政府の質 / 経済政策 / 国際研究者交流 米国
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、自然災害が政府の質にどのような影響を与えるのかをデータを用いて実証分析することである。本年度は私が共同研究者であるMark Skidmore教授の所属するミシガン州立大学に2017年7月21日から8月14日まで滞在し、共同研究を行った。今回は、研究プロジェクトの2年目であり、昨年度に行った研究を踏まえた上で、1)データの収集および整理、2)実証分析、3)論文の作成の3点を中心に行った。
1)データの収集および整理に関しては、昨年度得られた初歩的な回帰分析結果から、更なる分析のために必要となったデータの収集・整理を行った。具体的には、自然災害の発生が各国の政府の効率性に与える影響を考慮する際に、どの程度国民が自由に意見を表現できるか、またその表現手段が充実しているかが重要であると考え、世界各国の「国民の表現の自由度」や「インターネットなどのメディアの自由度」のデータを重点的に検証・収集し、整理した。
2)実証分析に関しては、自然災害の発生が各国の政府の効率性に与える影響について、約200か国のパネルデータを用いた推計を行った。得られた結果は、自然災害の回数は政府の効率性にプラスの影響を与えていることを示し、その効果はより表現の自由度が高い国ほど大きいことを示すものであった。
3)論文の作成については、得られた実証結果を議論し、まず論文構成に関する打ち合わせを行った。その後、論文のアウトラインを作成し、今後の論文執筆の方向性の確認をした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、「論文の作成・発表」を行う予定であったが、論文作成中に追加の実証分析やデータの追加による再検証等が必要となることが判明し、論文の完成・発表までには至らなかった。しかしながら、論文の作成は概ね順調に進行しているので、来年度は、「論文の完成・発表、改訂、査読誌への投稿」を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

研究計画に沿って、引き続き共同研究を行っていく。平成30年度は、研究論文の初稿を完成させ、研究会や学会等で論文報告を行い、そこから得られたコメントをもとに改訂し、海外査読付雑誌に投稿していく。また作成されたデータ等を電子メールやインターネット等を用いて公表していきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Int'l Joint Research (1 results)

  • [Int'l Joint Research] ミシガン州立大学(米国)

    • Country Name
      U.S.A.
    • Counterpart Institution
      ミシガン州立大学

URL: 

Published: 2018-12-17   Modified: 2022-02-21  

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