2018 Fiscal Year Research-status Report
「色音変換発音装置」を利用した視覚障害者用誘導システム
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16K12677
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| Research Institution | Miyagi University |
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Principal Investigator |
日原 広一 宮城大学, 事業構想学群(部), 教授 (30404833)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 視覚支援 / 聴覚ディスプレイ / データ可聴化技術 / パラメタマッピング / 点字ブロック / 誘導 / 視覚障がい者 / 情感 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
「色音変換発音装置」を利用した視覚障がい者のための「誘導システム」の開発を目的とする本研究については，内蔵予定であった部品の絶版等あり当該年度において開発の完成を延期していた基板制作が，年度後半に至るまでに解決策，代替案が見つからず開発に苦慮した．しかしながら年度後期において，当初より予定していた方式(色センサーによって走査取得したRGBデータを直接的に音階に変換する方法)の不調に対し，解決策として外部記憶装置に予め用意した音源(MP3等)を呼び出す方法が他の開発者より提案された．現在はその試作が成功した段階にあり，鋭意本機搭載用の基板開発をおこなっているところである．
基板完成の目途は令和元年6月であり，その後にネットワーク上で検証済の３種のパラメタマッピング(①Analogc{即時的}モード，②Symbolic{恣意的}モード，③Emotional{情動的}モード)について変換プログラムを設定し研究基板の完成を達成する．その後，当該基板を搭載した白杖型装置を用いた本被験者(視覚障がい者)への検証に入る予定．とくに当該装置の方式変更(外部記憶装置に用意した音源を呼び出す方法）については，②Symbolic{恣意的}モード及び③Emotional{情動的}モードの有効利用の拡大につながるもので，相当の期待をもっている．このことの展開によっては，当初予定して本研究の有効性，多様性が，さらにより拡大できるものと考えている．研究全体のまとめについては，本年度(令和元年)中の達成を目指す．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初より予定していた方式の変更にともない，今年度中に完成を延期していた白杖型装置制作がさらに遅れた．しかしながら，解決策である新方式(外部記憶装置呼出し方式)が，それまでは補足的位置付けで構想していたパラメタマッピング(Symbolic{恣意的}モード，Emotional{情動的}モード)の有効性を拡大してくれるものとなり，当初に予定していた研究成果の拡大が見込めるものと考えている．
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| Strategy for Future Research Activity |
色データの特徴的なパラメタ(変数)を，音のパラメタに対応づける方法である本研究の基幹技術であるパラメタマッピングについての体系化については，ネット環境等においてほぼ終えており，本研究における現行の課題は当該プログラムを搭載した装置の制作である．そのことについても，解決策となる試作機により新方式の目途が立っており(6月完成予定)現在，その制作に注力している．研究の今後については，当該新方式が，当初予定していた研究成果を大幅に拡大してくれるものと想定できることから，その目的についての変更(拡大)をおこないその研究全体の推進策としたい．
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| Causes of Carryover |
補助事業期間の延長を申請したため．依頼先にて進めていた発音基板設計が，当該年度までに予定していた方式(色センサーによって走査取得したRGBデータを直接的に音階に変換する方法)が，異なる走査状況において不安定になってしまうことの解決策の設計が大幅に遅延し当該分の費用の支出がされなかった．しかし当該解決策として外部記憶装置に予め用意した音源(MP3等)を呼び出す方法が他の業者より提案され，その試作が成功し，依頼先の変更により本装置完成の目途がたったため補助事業期間の延長を申請した．
今後の費用使用計画については，当該新方式の開発費用に対して120万円の支出を予定している．またその他装置制作費用として30万円．他検証実験等において10万円．その他費用として凡そ20万円の支出を見込んでいる．
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| Remarks |
web(2)については現在一次停止中となっており、本年度6月迄に継続申請をし再開予定。
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Research Products
(2 results)
