2017 Fiscal Year Research-status Report
閉じこもりを問わず楽しく美しく経済効果が出る生活機能リスク予防プログラムとは?
Project/Area Number |
16K12688
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
久保田 章仁 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40315726)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 運動継続 / 医療費 / 生活機能リスク予防プログラム / 健康指標 / 身体機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
生活機能リスク予防プログラムを実践した際、後期高齢者で健康の階層差の存在を感じた。本研究は、高齢者が楽しくあるいは美しく生活機能リスク予防プログラムに参加できるための新たな支援・整備、世代間交流しながら実践できるプログラムの開発、プログラムの実践介入による医療経済学的効果・転倒要因改善効果の明確化を目的とした。 これまでの日常生活における活動量に、継続を目的とした無理のない活動量を加えて、日々の活動の目標を設定し、生活機能リスク予防プログラムの実践介入前後での医療費と、健康指標、身体機能の関連性を検討することとした。 測定した項目は、性別、年齢、既往歴・現病歴、身長、体重、健康指標(基礎代謝、体脂肪率、BMI、筋肉量、血圧、腹囲、脈拍)、身体機能(握力、大腿四頭筋筋力、長座体前屈、開眼片足立ち、歩行因子(好みの速さおよび最大の速さでの歩行速度、歩幅、ケイデンス、歩行周期時間変動性、左右対称性、上下重心変位幅、左右重心変位幅、質問紙調査(健康関連QOLSF-8、ウォーキング(歩数計について、あなたの考え、体調の変化、生活の変化、励みになったこと、ウォーキング継続、どのように取り組めたか、取り組めなかった理由、参加した感想、考える機会となったか、今後の参加について)、参加終了時(体調、保険の種類、運動、転倒、体重測定、健康に気をつけていること、通院、運動継続、食事バランス、食事量、食べる速さ、ストレス、共助、自身の健康、参加動機)、外来、歯科、薬価の医療費である。 29年度のデータを分析処理中である。 健康関連QOLの指標であるSF8では、実践介入前後で有意な差を認めなかったものの、有効回答165名中、身体的健康観が増した方は93名56.4%で、減じた方の66名40.0%よりも多く存在した。また、精神的健康観が増した方も83名50.3%と、減じた方の76名46.1%よりも多く存在した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Y町の協力を仰ぎ、町民に対し生活機能リスク予防プログラムの実践介入前後での医療費と、健康指標、身体機能の関連性を検討するための有効なデータを2年間、トータルで3年分収集できた。 測定した項目は、性別、年齢、既往歴・現病歴、身長、体重、健康指標(基礎代謝、体脂肪率、BMI、筋肉量、血圧、腹囲、脈拍)、身体機能(握力、大腿四頭筋筋力、長座体前屈、開眼片足立ち、歩行因子(好みの速さおよび最大の速さでの歩行速度、歩幅、ケイデンス、歩行周期時間変動性、左右対称性、上下重心変位幅、左右重心変位幅、質問紙調査(健康関連QOLSF-8、ウォーキング(歩数計について、あなたの考え、体調の変化、生活の変化、励みになったこと、ウォーキング継続、どのように取り組めたか、取り組めなかった理由、参加した感想、考える機会となったか、今後の参加について)、参加終了時(体調、保険の種類、運動、転倒、体重測定、健康に気をつけていること、通院、運動継続、食事バランス、食事量、食べる速さ、ストレス、共助、自身の健康、参加動機)、外来、歯科、薬価の医療費である。 28年度分は年度で分析し、29年度分は分析途中である。
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Strategy for Future Research Activity |
年度をまたぐ方も存在するため、今後、これまで3年間の次のデータを整理し分析し、運動の継続性の重要性を、医療費と健康指標、身体機能の関連より探り、学術洋雑誌で公表する予定である。 性別、年齢、既往歴・現病歴、身長、体重、健康指標(基礎代謝、体脂肪率、BMI、筋肉量、血圧、腹囲、脈拍)、身体機能(握力、大腿四頭筋筋力、長座体前屈、開眼片足立ち、歩行因子(好みの速さおよび最大の速さでの歩行速度、歩幅、ケイデンス、歩行周期時間変動性、左右対称性、上下重心変位幅、左右重心変位幅、質問紙調査(健康関連QOLSF-8、ウォーキング(歩数計について、あなたの考え、体調の変化、生活の変化、励みになったこと、ウォーキング継続、どのように取り組めたか、取り組めなかった理由、参加した感想、考える機会となったか、今後の参加について)、参加終了時(体調、保険の種類、運動、転倒、体重測定、健康に気をつけていること、通院、運動継続、食事バランス、食事量、食べる速さ、ストレス、共助、自身の健康、参加動機)、外来、歯科、薬価の医療費。
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Causes of Carryover |
運動の継続性に焦点を充て、複数年度参加群、単年度参加群ともに、3年分の次の医療費、身体機能指標、健康指標の各項目をまとめて解析する費用、国際学会での発表、洋雑誌に投稿する費用に充てる。性別、年齢、既往歴・現病歴、身長、体重、健康指標(基礎代謝、体脂肪率、BMI、筋肉量、血圧、腹囲、脈拍)、身体機能(握力、大腿四頭筋筋力、長座体前屈、開眼片足立ち、歩行因子(好みの速さおよび最大の速さでの歩行速度、歩幅、ケイデンス、歩行周期時間変動性、左右対称性、上下重心変位幅、左右重心変位幅、質問紙調査(健康関連QOLSF-8、ウォーキング(歩数計について、あなたの考え、体調の変化、生活の変化、励みになったこと、ウォーキング継続、どのように取り組めたか、取り組めなかった理由、参加した感想、考える機会となったか、今後の参加について)、参加終了時(体調、保険の種類、運動、転倒、体重測定、健康に気をつけていること、通院、運動継続、食事バランス、食事量、食べる速さ、ストレス、共助、自身の健康、参加動機)、外来、歯科、薬価の医療費。
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