2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of Genetic Characteristics of Native Species by GIS Technology and Evaluation of Functional Food Materials
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16K12739
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
渡辺 高志 熊本大学, 薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター, 教授 (70210911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 美貴代 熊本大学, 薬学部, 特任准教授 (80771188)
DEVKOTA HARI 熊本大学, 大学院先導機構, 特定事業教員 (90750042)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | GIS技術 / 在来種の伝統的特性 / 機能性素材評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
GIS技術による在来種の遺伝的特性に関する起原解明と機能性食品素材評価研究として、四国(高知県)と九州(大分県~熊本県)のツルマメに絞り込んでフィールド調査を実施しました.調査には、高知工科大学の研究協力者らの橋梁を得ながらフィールド調査を遂行した.高知工科大学システム工学群の研究協力者と学生にも同行いただき第1期合同調査と合わせデータの構築を行った. 今年度UAVを本格的に運用して空撮について過密なスケジュールの合間に無事予定通り、1回目と2回目の調査(11月04日~11月05日、及び11月19日~20日)を終えた.2017年10月24日~2018年03月24日の間に、ツルマメ自生地の調査を合計5回行った.次年度からは、科研費・挑戦的萌芽研究について、自然環境再生データの構築が必要なことから、土壌環境デバイスセンサーの設置し、データ構築の継続を続けて行きたいと思っています. また、環境理工学群の古澤研究室の所属学生の卒論テーマと合わせて、11月に高知県香美市および香南市西川地区に生息するツルマメのフィールド調査を行った.ツルマメの葉と種子を採取することを主な目的とし、以下の通り採集調査活動を行った. 調査日:2017年10月24日、11月03日、11月04日~11月05日、11月19日~20日、2018年03月24日、場所:①高知県香南市野市町東佐古、②高知県香美市土佐山田町佐古藪、③熊本県上益城郡山都町、④高知県高知市岡崎牧場、神宮の森公園(高知市鏡大利)、⑤熊本県球磨郡あさぎり町上南麓. 大豆の主要な貯蔵蛋白質の 1 つである β-conglycinin は中性脂肪を低下させる機能性を持つ一方で,大豆の主要アレルゲン蛋白質の 1つでもある.育成大豆の β-conglycinin濃度を指標とし、ツルマメ及び在来大豆19種類の β-conglycinin 濃度を定量分析した.低濃度・高濃度な29 種類の大豆の蛋白質の発現量に特異性があり,それは遺伝子及び環境によって生じると示唆された.
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Research Products
(4 results)