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2017 Fiscal Year Research-status Report

乳児院・児童養護施設における食物アレルギーの対応に対するシステム構築のための研究

Research Project

Project/Area Number 16K12745
Research InstitutionOsaka Yuhigaoka Gakuen College

Principal Investigator

森 久栄  大阪夕陽丘学園短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (90532359)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords乳児院 / 児童養護施設 / 食物アレルギー / 給食 / 社会的養護
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、まだ報告がされていない社会的養護を目的とした児童福祉施設での食物アレルギーの有症率・アナフィラキシーなどの実態、食物アレルギーの給食対応の現状の把握を目的にした。全国乳児福祉協議会および全国児童養護施設協議会に加盟している施設(乳児院134 施設、児童養護施設601施設)を対象に、乳児院107施設(79.9%)、児童養護施設287施設(47.8%)から回答を得ることができ、児童養護施設等での食物アレルギーの有症率、入所時におけるアレルギー情報の把握状況などが明らかになった。これらの集計結果は、成果物として「入所型児童福祉施設における食物アレルギーの給食対応についてのアンケート 平成28年度実施 単純集計結果報告」を400部作成し、平成29年12月に回答施設、所管行政部署、関連機関、関連研究者に送付した。自由記述に記載があった施設は、乳児院で37施設、児童養護施設で88施設と多く、本研究課題に関心が高いことが伺われた。今後は自由記述についても質的な方法により分析をすすめたい。
また、平成29年には比較対照として、児童養護施設の都道府県別の回収数に合わせて、無作為に抽出した全国の公立小学校(846校)と認可保育所(318施設)に同様の内容のアンケート調査を完了した。保育所38%、小学校33%の回収率にてほぼ児童養護施設等の施設数と同程度のサンプル数を得て、現在比較検討を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

回収率ならびに自由意見の記述が想定時よりも多かったため、報告書作成に長い期間を要した。

Strategy for Future Research Activity

1)「乳児院・児童養護施設に対する食物アレルギーの給食対応についてのアンケート」の内容を論文にし、学会に投稿する予定である。また自由記述では貴重な意見を多く得 たので質的にまとめて成果物に仕上げていく予定である。
2)29年度に実施した保育所・小学校との比較調査については、乳児院・児童養護施設の調査結果と比較し、人数実態、給食体制、ガイドラインの活用状況と職員ニーズなどの視点で解析する。

Causes of Carryover

学会発表、論文投稿の準備が間に合わなかったため、かかる費用を使用していない。30年度は学会発表、論文投稿、英文校正に充てる予定である。

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Published: 2018-12-17  

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