2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development and practice of multi-task visual programming tool for elementary school student
Project/Area Number |
16K12767
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
中原 久志 大分大学, 教育学部, 准教授 (00724204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上之園 哲也 弘前大学, 教育学部, 教授 (20735120)
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
勝本 敦洋 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (30780621)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | プログラミング教育 / ビジュアルプログラミング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,小学校の授業で活用できるマルチタスクビジュアルプログラミングツールの開発とその実践的検証を行うことである。平成30年度は,課題Ⅲ「ビジュアルプログラミングツールの試行的実践とツールの改善」に対応した。具体的には,平成29年度に開発したアプリケーションに関して,教員養成課程に在籍する学生を対象とした実践授業,小学校現場の教員を対象とした研修会を行った。学生を対象とした実践授業では,大学1年生140名を対象として操作方法や動作確認等を行い,小学校教員志望の4年生及び大学院生20名を対象に教科内容との整合性やロボット型等のハードウェアを操作するプログラミング学習への発展可能性を討議した。小学校現場の教員を対象とした研修会では,大分市内の小学校教員40名に対して体験活動と同時に検討会を位置づけて実施し,小学校の各教科・領域等の特徴に応じた展開や課題について討議を行った。その際,本研究で開発した①Androidタブレット向けのビジュアルプログラミングツール,②PCでの使用を行うビジュアルプログラミングツール,③iOSタブレット向けのチャットアプリケーションを試行した。また,児童の自由な発想を反映するためにはどのような授業形式が適しているのか,個別活動やグループ活動等での課題達成などの役割分担について議論した。さらに,小学校の教員を対象とした研修会で得られた意見を基にアプリケーションの改善,小学校におけるプログラミング学習のカリキュラムについて検討を行った。
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Research Products
(5 results)