2017 Fiscal Year Research-status Report
教育工学をデザイン研究の系譜で再定義するための萌芽的研究
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16K12793
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根本 淳子 愛媛大学, 大学連携e-Learning教育支援センター四国愛媛大学分室, 准教授 (80423656)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教授学習支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
文献調査の幅を広め、地方芸術学系大学のWebサイトなどの調査を行った。その結果、芸術系学部においても「デザイン」の教育に注力し、「自分で作りたいものを作るのがアートだが、他者の要望に応じて作っていくのがデザイン」という共通した認識があることが分かった。教育の設計時には工学的アプローチではなく「技」とか「伝統」の伝承的な観点を重んじるべきという主張もあり、アートとデザインの関係・差別化を踏まえて、教育工学研究者・実践者の養成プロセスの提言をまとめていくことが重要であることが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査を進めてはいるが、その結果をもとにヒアリング調査を実施する具体的な調査項目の抽出に苦慮しており、ヒアリング調査が実施できなかった。そのため、予算を次年度に繰り越す結果となった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の最終年度を迎え、今までの遅れを取り戻すように計画を詳細化し、着実に実行していく。
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Causes of Carryover |
最終年度にあたり、前年度までに実施できなかったヒアリング調査を計画的に行い、提言のまとめにつなげていく。
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