2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of system infrastructure for analyzing research paper productivity
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16K12833
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| Research Institution | National Institute of Informatics |
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Principal Investigator |
中渡瀬 秀一 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 特任研究員 (90599896)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 文献生産 / 著者目録 / 分析基盤 / 実証分析 / 学術史 / 研究助成 / メトリクス / 研究分析 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は研究活動に伴う成果文献等の発生状況データを構造的かつ定量的に分析することにより,国内研究者が産出する文献の生産動態を実証的に明らかにする分析基盤の構築を目的としている.この基盤として情報源からデータを収集,それらを統合して分析用基礎データを作成するシステムを構築した.
この分析用基礎データについては,1)研究者情報の豊富さ,2)その継続的取得可能性,3)研究者数カバレッジの3点を重視して整備した.そのための情報源には助成金(JSPS)情報DBと書誌(サイニィ)DBを既に使用している.最終年度はさらにカバレッジを高めるため学術SNS(リサーチ・マップ)の情報も使用可能にした.
研究者情報は助成金の申請者情報とSNSから収集される.そして各情報源は継続的に運営されており2を満たしている.3に対しては助成金とSNSからの情報を取り込むことで可能な限り研究者数を高めている.また著者目録の補完のためにサイニィ情報も収集しており,これらの文献著者同定は形式的基準の範囲で行うことを可能にしている.
以上の結果,本基盤では年間に研究者の3割弱(研究者番号ベース※1)の情報を継続的に収集可能である.また国大教員数ベースの評価(※2)では教員カバー率が約3～8割の水準である.
今後の課題として研究者毎の著者目録カバレッジの評価やその改善がある.前者は教員録等の著者目録と本データとの比較調査,後者は既知の属性と文献情報から書誌DBとの著者同定による統合を今後行う予定である.
※1)近年のJSPS助成金有資格者数30万人弱のうち毎年8万人弱(代表)の属性と文献との情報が収集される.※2)国大別の本務教員数に対するSNS登録教員数(正規の教員)の比率は旧帝大の場合,北海道70％,東北84％,東京40％,名古屋44％,京都75％,大阪44％,九州29％である(2019年)
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