2016 Fiscal Year Research-status Report
Can a natural amino acid be used for diagnosis and treatment for arteriosclerosis
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16K12885
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
守本 祐司 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 医学教育部医学科専門課程, 准教授 (10449069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 直樹 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 脳神経外科, 講師 (20573637)
萩沢 康介 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生理学, 助教 (50539244)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 生体分子 / 生理活性 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】遺伝子改変による動脈硬化発症マウス(LDL受容体欠損マウスおよびApoE欠損マウス)に高脂肪餌投与を続けて血管内プラークを形成させ、5-アミノレブリン酸(ALA)投与(経静脈)によって産生するプロトポルフィリンIX (PPIX)に起因する蛍光のイメージングを行い、本技術の有用性を評価する。 【成果概要】 1.臨床応用を念頭にした血管内視鏡下のリアルタイムイメージングにおける有用性の検証:申請者らはすでに、外径0.8mmにして画素数が15000と、画素密度が世界最高水準の高解像度細径内視鏡を開発しており、脂質親和性の蛍光物質(2BDP3Gd)で標識された動脈硬化プラークを生きたままリアルタイムに蛍光観察することに成功していた(Org Biomol Chem (2014) 12:8611)。そこで本年度において、腹部大動脈にカテーテル(18G)を留置したのち細径内視鏡を挿入して、ALA投与後のPPIX蛍光をリアルタイムにイメージングする技術を確立した。 2.マルチスペクトル蛍光イメージングによる高特異度プラークイメージング技術:蛍光の定量化を行うことで、プラークの大きさや広がりに加え、プラークの厚みを客観的に評価できる。そこで本年度において、マルチスペクトルイメージング血管内視鏡観察下にリアルタイムに蛍光の定量計測できる技術を開発した。これは早期のプラーク(厚さ0.5mm未満)の診断技術に有用となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書に記載したH29年度の研究計画の三項目のうち二項目を達成した。残る一項目に関しても、若干の修正を加えた方法に変更して8割程度を達成している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定どおり、ヒトの動脈硬化プラークのイメージングに向けての有用性の検証につき研究を進める。
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Causes of Carryover |
計画当初、H28年度に計画していた学会に参加しないことを決めたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H29年度において開発経費を必要とする研究項目があるため、これに計上する予定である。
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Research Products
(2 results)