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2016 Fiscal Year Research-status Report

幼児と保護者・教員を対象としたメンタルヘルス教育の開発に関する縦断評価

Research Project

Project/Area Number 16K13080
Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

篁 宗一  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (60362878)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords早期介入 / 幼児 / メンタルへルス
Outline of Annual Research Achievements

本研究は早期介入を目的として、人生早期の幼児期を対象とした環境全体に働くメンタルヘルス予防対策のニーズの解明と、教育プログラムの開発、そのプロセスを通じた地域保健システムの構築を目指すものである。幼児と保護者・教員からみたメンタルヘルスニーズを明らかにする段階として、今年度はニーズ調査を行う準備を主に行った。具体的に行った内容は以下のとおりである。
・研究会基盤の形成:研究会メンバーは大学生、公衆衛生、精神保健を専門とする大学教員らである。研究会を定期的に開催し教育に関するニーズ調査の項目や教育内容の検討、手法などを検討した。
・ニーズを明らかとするための基礎情報の整理:過去に収集したデータの再分析として、東海地方の政令指定都市Aで行った幼稚園教諭(N=98)、および保護者(N=82)を対象とした調査の再分析を行った。得られた分析結果を質的に検討した所、教育内容の構築に必要と思われる内容は、主に保護者を中心とした家族システムへの影響が子に対して大きい点から、保護者のメンタルへルスを維持する教育内容が重要であると考えられた。
・既存のエビデンスの収集:Pubmed、医学中央雑誌を用いて国内外の既存の資料を再探索し、エビデンスの整理をしている過程にある。
・その他:ニーズ調査に関する質問項目の選定や、予防教育を推進するNPO法人等に対するインタビュー調査を実施し情報収集を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

教育のニーズ調査の準備として、妥当な項目の選定に慎重を期すため時間が経過している。

Strategy for Future Research Activity

・データの再分析の結果を国際学会にて公表するとともに、ニーズ調査の準備と実施を進める
・上記の得られた調査結果から、早期介入を目的として必要な不可欠だと考えられる教育開発を行う。

Causes of Carryover

ニーズ調査の実施地域の選定を進めているが、確定に至らず実施までの準備にとどまっているため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

現在候補として挙がっている調査地域の確定と、異なる地域でのネットワークを形成するために必要な訪問に関する旅費、あるいは研究会の開催などの費用に使用する。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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