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2017 Fiscal Year Research-status Report

幼児と保護者・教員を対象としたメンタルヘルス教育の開発に関する縦断評価

Research Project

Project/Area Number 16K13080
Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

篁 宗一  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (60362878)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords早期介入 / 幼児 / メンタルヘルス
Outline of Annual Research Achievements

本研究は早期介入を目的として、人生早期の幼児期を対象としたメンタルヘルス予防対策のニーズの解明と、幼児期から開始するメンタルヘルス教育プログラムの開発、そのプロセスを通じた地域保健システムの構築を目指すものである。
幼児と保護者・教員からみたメンタルヘルスニーズを明らかにするために前年度「研究会基盤の形成」と「ニーズを明らかにするための基礎情報の整理」の再分析結果を踏まえ、今年度はニーズ調査を全国の三地域で行った。内容は基礎属性の他、幼児のストレス経験や症候、対応の内容、メンタルヘルスが不調になりやすい状況、協働対応、適切な予防の内容などである。なお、地域比較のため、関東地方(東京都新宿区)、東海地方(静岡県静岡市)、中国地方(島根県松江市)を対象地域とした。調査は幼児が所属する幼稚園や子ども園、保育園に在籍する園児を持つ保護者と教員(保育士も含めてスタッフ)である。倫理審査の承認を得たのち、静岡、東京、島根370施設中、現段階の協力施設数は82か所であり、教員・保護者1,110名に配布し、現段階で教員222名(20%)保護者168名(15.1%)から回答が得られている。得られた分析結果を質的に検討した所、適切な予防の内容について教員からは「信頼関係を築く方策」「信頼した見守り」、保護者からは「親子の距離感をとるための環境調整」や「コミュニケーション」に関する内容が具体的に記述されている。今後、補足的なインタビュー調査を行い、さらに回収された内容の分析を進める予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

教育のニーズ調査の準備として、妥当な項目の選定に慎重を期すため時間が経過していた。またそれに伴って倫理審査の準備が遅れたため。

Strategy for Future Research Activity

・データの再分析の結果を国際学会にて公表するとともに、ニーズ調査の分析を進める
・上記の得られた調査結果から、早期介入を目的として必要な不可欠だと考えられる教育開発を行う。

Causes of Carryover

(理由)  ニーズ調査の項目と実施地域が確定に至らず実施までの準備にとどまっていたため。
(使用計画)  ニーズ調査の分析と講評、地域間のネットワークを形成するために必要な旅費、あるいは研究会の開催などの費用に使用する。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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