2016 Fiscal Year Research-status Report
エチオピア農村女性の中東への国際労働移動についての実証分析
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16K13132
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
児玉 由佳 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センターアフリカ研究グループ, 主任研究員 (10450496)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 国際労働移動 / ジェンダー / エチオピア |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は初年度であり、関連する文献のレビューや政策の整理を行った。エチオピアに限らず、他の国の女性の外国移住労働者に関する先行研究も検討することで横断的な知見を得ることができた。 その成果については、アジア経済研究所のウェブサイトに中間報告書として掲載される予定である。また、エチオピアの女性を取り巻く状況を分析した『現代エチオピアの女たち』(石原美奈子共著)を2017年に出版し、「土地を獲得する女たち-アムハラの結婚は変わるのか?」(p.28-45)を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
先行研究レビューは上述の通り、予定通り行った。 定性的調査の分析ソフトであるNVIVOについては、職場のPC環境が整っていなかったため購入を見送ったが、29年度に購入予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の先行研究レビューなどで得た知見をもとに、エチオピアおよび中東での現地調査を行う。労働社会問題省やNGOなどを訪問して、中東への女性の国際労働移動の概要を把握するとともに、農村調査を通して実際に中東にいた女性や予備軍の女性たちへのインタビューを行う。また、国内においても、積極的にヒヤリングを行って意見交換を行う予定である。 これらの成果をまとめて、学会などで口頭発表するとともに学術雑誌などに投稿する。
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Causes of Carryover |
定性的調査の分析ソフトであるNVIVOについては、職場のPC環境が整っていなかったため購入を見送ったが、29年度に購入予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度に、NVIVOを購入する予定である。
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