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2017 Fiscal Year Research-status Report

王政復古期プリントカルチャーが反映する非国教徒の声

Research Project

Project/Area Number 16K13202
Research InstitutionYamanashi Prefectural University

Principal Investigator

高野 美千代  山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (10289811)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsベンジャミン・キーチ
Outline of Annual Research Achievements

2017年度は、非国教徒作家ベンジャミン・キーチに注目して研究を進めた。キーチは、バプテスト作家として英米では著名であるものの、日本国内では十分に研究されているとは言えない。したがって、文献資料収集から作品精読までに時間をかけ、その成果を研究論文にまとめて発表した。非常に多作な作家であるので、今後継続して作品群にアプローチし、全体像を取り上げた論考をまとめたいと考えている。文献資料も順調に収集している。
とは言え、キーチの作品には想像した以上に難解な部分があることや、作品に複雑な背景があるために、バプテスト以外の作家作品については当初計画していた通りに研究対象とするまでに至らなかった。
本課題においては、日本国内では十分に考察がなされていない作家群・作品群を研究対象としているため、国際的な研究ネットワークが必要とされる。そのため、2017年度はネットワーク構築と協力関係の維持についても努力を続けてきた。
非国教徒文学研究の第一人者であるオックスフォード大学のジョージ・サウスコム氏とは通常はメールで連絡を取りながら意見交換・研究交流を行っている。早期に日本に招聘し、共同研究を行う予定であったが、2017年度は双方のスケジュールが折り合わず、実現化かなっていない。
一方、王政復古期非国教徒研究の世界的権威である英国スターリング大学のニール・キーブル名誉教授を今後招聘して研究集会を開くための準備を開始している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

国際研究集会を開催する予定であるが、先方とのスケジュール調整がうまくいかず、延期となっている。

Strategy for Future Research Activity

関連する重要な文献資料を徹底的に収集し、精読を進めながら、論考をまとめて発表する。英国現地調査、海外研究者との研究交流を実施し、それと同時に、日本国内での国際研究集会を開催するための準備を行う。

Causes of Carryover

2017年度に予定していた海外研究者を招聘して実施する国際研究集会が、先方の事情により延期となったため、それに必要な経費を次年度使用することとなった。国際研究集会を2018年度には実現できるように準備・調整を進めていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] ベンジャミン・キーチと非国教徒プリントカルチャー2018

    • Author(s)
      高野美千代
    • Journal Title

      山梨国際研究

      Volume: 13 Pages: 37,46

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2018-12-17  

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