2017 Fiscal Year Research-status Report
ハンセン病行政の実態解明とその継承―栗生楽泉園アーカイブスの構築
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16K13315
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
西村 淑子 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (80323327)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ハンセン病 / 国立療養所 / 栗生楽泉園 / 群馬県 / 草津町 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)国立療養所栗生楽泉園の入所者、同園の園長及び職員、重監房資料館学芸員、草津町教育委員会職員、群馬県健康福祉部保健予防課職員、草津聖バルナバ教会司祭、ハンセン病国賠訴訟支援者等にインタビューを行うとともに、ハンセン病行政に関する資料の取集を行った。 (2)栗生楽泉園患者自治会発行「風雪の紋」の電子化を行った。 (3)栗生楽泉園入所者自治会が保有する写真の一部を電子化し、保存する作業を行った。 (4)栗生楽泉園に関する写真等を一般開するためのWebページの作成を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
栗生楽泉園入所者自治会が所蔵する写真が大量にあり、当初の予想以上に写真の整理と保存に多くの時間と労力を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、引き続き栗生楽泉園入所者自治会が保有する写真を電子化し、保存する作業を行う。また、ハンセン病政策や栗生楽泉園に関する写真等を一般公開するためのWebページを作成する。
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Causes of Carryover |
(理由) Webページの作成は進めているが、制作外注費はWebページ完成後の支払いとなる。そのため、完成予定年である次年度(平成30年度)使用とした。 平成30年度中にWebページ制作外注費として支払う予定である。
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