2018 Fiscal Year Annual Research Report
Practical development of a BPSD program utilizing an information sharing IT tool Summary of study results
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16K13450
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
納戸 美佐子 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (40421325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 明宏 一関工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60500428)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 認知症高齢者 / グループホーム / BPSD / 地域ケア会議 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多職種協働による「地域ケア会議」においてBPSDに関連した個別支援事例の検討に活用できるBPSD対応プログラムを作成し、その有効性を検討することを目的とした。前年度までには、ABC分析に基づいたチェックシートを作成し、グループホームにおいて、そのチェックシートを活用し、支援を実施した。その結果、対象とした認知症高齢者のBPSDが軽減した。このことから、本研究で作成したチェックシートを用いた支援方法の検討は、認知症高齢者への適切な支援方法を検討する際の有効な方法のひとつと考えられた。一方、作成したチェックシートは、職員が手書き式であったため、記録漏れの発生やデータ整理・分析に時間がかかることが課題としてあげられた。そこで、最終年度では、チェックシートの項目を入力することができるアプリを独自に開発し、ipadへの入力方法を用いた。グループホームにおいてチェックシートへの記録とアプリへの入力を比較した結果、記録用紙では「記録ミスなし」が5割であったが、アプリでは「記録ミスなし」が約9割であった。 さらに、独自に作成したアプリの地域ケア会議での活用の可能性について、地域ケア会議に参加している専門職にインタビュー調査を行った。その結果、肯定的な意見が多かったが、使用方法についての指導時間の確保やセキュリティ対策の整備が課題としてあげられた。しかしながら、客観的なデータに基づいた支援方法の必要性を感じているといった意見が多く聞かれた。本研究で作成したプログラムは、地域ケア会議やサービス担当者会議などでの活用の可能性が示唆された。
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