2018 Fiscal Year Annual Research Report
Antisocial nature of empathy and its relation to bulling, prejudice, and conflict: Toward a model of educational measures by interdisciplinary study
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16K13456
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
中村 真 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50231478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米山 正文 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80323319)
清水 奈名子 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (40466678)
石川 隆行 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (50342093)
澤田 匡人 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (40383450)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 共感 / 反社会性 / いじめ / 偏見 / 紛争 / 異分野融合 / 教育モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画最終年度として、メンバーが個人の研究を進めるとともに、6月と3月に打ち合わせを行って進捗状況を報告し、共有するとともに、3月に研究会を実施して成果を公表した。さらに、第12回日本感情心理学会セミナー「社会的共生と排斥行動:偏見の心理」を共催した。 個別の研究の主要なものは以下の通りである。(1)19世紀末~20世紀前半のヨーロッパ系作家(スティーヴン・クレイン、ウィラ・キャザー、=リアリズム小説作家)を分析し、アフリカ系コミュニティがステレオタイプ化されていることを指摘した。(2)人道的介入、多文化共生をめぐる課題へのマスメディアによる影響などをテーマにした論文を執筆し、公表した。(3)小学生、中学生のいじめ場面における罪悪感、不安などの感情と共感性との関係について検討し、学会発表、論文の出版を行った。(4)いじめの収束を早めるための効果的な介入に寄与することを目的とし、「いじり」と呼ばれる行動について、からかいの反応やいじめを強化した経験に着目し、そのメカニズムを明らかにすることを目指した。現在成果を発表するための準備を進めている。(5)日本感情心理学会シンポジウムにおいて倫理問題へ対応することと倫理を研究することをテーマに、指定討論を行った。また、社会的共生と排斥行動をテーマにした特集を学会誌エモーション・スタディーズにおいて編集し、出版した。
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Research Products
(8 results)