2018 Fiscal Year Research-status Report
「現象としての低学力」の実態把握と改善に向けた実践的研究
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16K13524
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
諏訪 晃一 大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (50440962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 一宏 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80273564)
前馬 優策 大阪大学, 人間科学研究科, 講師 (00632738)
原田 琢也 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (10707665)
柏木 智子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90571894)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 現象としての低学力 / 実践のメタメソドロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、都市部の公立学校に焦点を当て、各学校現場での資料情報収集を行うとともに、研究代表者・研究分担者の間で、随時情報交換を行った(メール等のやりとりと対面での情報交換の双方を含む)。 また、前年度までの研究活動を踏まえて、今年度は都市部の公立学校のうち、学力調査の結果を公表している学校についてデータの収集を行うとともに、その分析手法について検討した。具体的には、学力調査の平均正答率と社会経済的背景(SES)の関係についての分析を行った。ただし、この分析に関する研究成果の発表については、国際学会での発表を優先することとしたため、年度内の成果の発表はできなかった。発表申込については、年度内に査読が行われ、採択済であるため、次年度に確実に成果を公表することとしたい。 理論面では、前年度に提起した新たな概念である「実践のメタメソドロジー」について、引き続き検討を行った。具体的には、実践における方法の重要性について、理論的な整理を行った。成果としては、前年度に公表した論文の続編に当たる論考を提出した(掲載決定済、印刷中)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
都市部の学校の学力データについての分析を行ったが、当初の予定を変更して国際学会での発表を行うこととしたため、発表の時期が次年度となり、成果の公表が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に行った国際学会の発表申込については、年度内に査読が行われ、採択済であるため、次年度に確実に成果を公表することとしたい。
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Causes of Carryover |
当初の予定を変更し、次年度に国際学会における学会発表を行うこととした。そのため、必要な経費等を次年度に使用する必要が生じた。
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Research Products
(4 results)