2018 Fiscal Year Annual Research Report
Exploratory research on non-regular employees with a doctoral degree in universities
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16K13554
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
大森 不二雄 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (10363540)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (30397921)
立石 慎治 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 主任研究官 (00598534)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 教育政策 / 高等教育 / 大学院 / 博士 / 非正規雇用 / 大学職員 / 大学教員 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
インターネット調査「博士課程出身の非正規労働者に関する調査」を実施した。調査対象は「博士課程出身者（博士号取得者、ならびに、単位取得後退学した満期退学者）かつ非正規労働者（大学・短期大学、公的研究機関等、民間企業、非営利団体、官公庁、その他の組織に任期付で雇用されている者。職務内容を問わない。）」と定義し、楽天インサイト株式会社に委託して2018年8月から9月にかけてWebアンケートを実施、モニター100名から回答を回収した。詳細な設問により得られたデータの分析方針に関する研究打合せ（2018年11月16日）を行い、大学と他組織（企業等）との間の差異や同等性に留意しつつ、現在の職場や職務内容、任期、雇用条件、在籍した博士後期課程、取得学位、キャリア・経験等について、分析・考察を行ってきた。
科学技術・学術政策研究所主催第11回政策研究レビューセミナー（2018年12月11日）に参加し、「博士人材のキャリアパス」に関する発表や「民間企業の研究開発から見た日本の研究システムの動向と課題」に関する発表などを通じ、博士課程出身者の進路・雇用の現状と課題についてデータに基づく知見を得た。
英国のリーズ大学、エディンバラ大学、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン（UCL）及びUniversity of the West of Englandを訪問し（2019年2月）、研究者・専門家と面談し聴取することにより、博士の学位を有する大学職員に関する調査を行った。その結果、英国の大学で、近年、研究者の職能開発に従事する専門職“researcher developers”、（研究は職務として求められず）教育に専念する職“teaching fellows”など、伝統的な大学教員職や事務職員とは異なる専門職が勃興・増加し、博士号取得者の進路の一部となっている状況について、現場の情報や専門的な知見を得た。
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Research Products
(9 results)
