2016 Fiscal Year Research-status Report
「学校インターンシップ」における教師志望学生の力量形成とその評価指標の開発
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16K13590
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
上地 幸市 沖縄大学, 人文学部, 教授 (60635275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嘉数 健悟 沖縄大学, 人文学部, 准教授 (50612793)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学校インターンシップ / 力量形成 / 教師志望学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究を実施するに当たり,「学校インターンシップ」に関する科目について,国内外の動向から従来の研究の成果や課題を導出する必要があった。そのため,平成28年度は,文献調査及び本研究の論点の整理を行った。また,「学校インターンシップ」を実施している大学の事例についても調査を行った。具体的には次の3点である。 ①文献調査及び論点整理として,これまでの国内外における先行研究の議論を踏まえながら,「学校インターンシップ」(あるいは実習系科目)の成果と課題を明らかにし,教師志望学生の「力量」形成に関する先行研究の成果と解明されるべき課題を明らかにした。 ②国外の調査研究として,シンガポールにおいて,調査を実施した。シンガポールは継続的な学校現場での教育実習が行われており,指導内容が充実している。そのため,教育実習において「力量」形成を系統的に実施している国立教育学院(NIE)を訪問しインタビュー調査を行った。その結果,シンガポールでは1年次から4年次までのすべての学年において「教育実習系」の科目が設置されており,系統性を持った内容で構成されていた。また,教育実習は平日5日のうち1日(金曜日)を大学での振り返りの日として設定し,教育実習での学びを深める機会を設けていることも明らかになった。 ③教師志望学生の調査として,「学校インターンシップ」における教師志望学生の「力量」形成の可能性とその実態を明らかにするために「教師効力感」に関するアンケートを作成し,調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は,文献調査を進めながらもデータの収集も行った。また,国外(シンガポール)の事例についてもインタビュー調査を実施することができ,次年度以降の研究の進展に有益な示唆を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進については,今年度の成果と課題を踏まえ,本学で開講している「教職インターンシップ入門」や「教職インターンシップ実践」等の科目における教師志望学生の「力量」形成の実態について参与観察やインタビュー調査を実施し,多角的に分析を行う予定である。また,教育委員会や学校現場との連携協働について,最終年度の評価指標の開発に向け,これまでの取り組みについての成果や課題についての連絡調整会議を実施し,担当指導主事へのインタビュー調査を実施する。その中で,「学校インターンシップ」の実施に関して,数校の拠点校を設置し,より系統的な「学校インターンシップ」を含めた「実習系科目」のカリキュラム構成についても検討を進めていく。
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Research Products
(3 results)